男がつい見栄を張って「多めに盛ってしまうモノ」の中には、あえて「少なめの数字」を申告したほうがいいケースがある?

 

「男女の本音を集めた恋愛専門のネットサイト」をコンセプトとする『スゴレン』が、『男性がつい見栄を張って「多めに言ってしまうもの」9パターン』なるタイトルの、ゴメス的にはなかなかに納得度の高い記事を配信していた。とりあえず、その「9パターン」とは、以下のとおりであった。

 

(1)   経済力の高さをアピールしたい「年収」
(2)   1㎝でも高く思われたい「身長」
(3)   恋愛経験を豊富に見せたい「付き合った人数」
(4)   屈強な体力を主張したい「腹筋できる回数」
(5)   眠る暇もないほど仕事がデキる男と思われたい「労働時間」
(6)   社交的なタイプに見せたい「友達の数」
(7)   高学歴で頭が切れそうだと思わせたい「偏差値」
(8)   社会経験が豊富だと感心してもらいたい「経験したバイトの数」
(9)   運動神経バツグンな男を気取りたい「部活の優勝回数」
 

まず、とくに「年収」と「身長」は、まったくもっての大正解! これらの数字を「年収」だったら100万円単位で、身長だったらMAX +5㎝で細かく刻んで多めに盛る男って、けっこう多い……と思う。私も毎年受けている健康診断で弾き出された数字に2㎝ほどプラスした身長を、毎年の“公称”にしますから……。ちなみに、今年は「173㎝」ってことで(笑)。

 

あと、さすがに出身大学自体を偽るのは後々弊害がありそうだが、自身の母校の「偏差値」をチョイ盛りするくらいは、ありがちな気もする。私の出身大学である関西大学って、関東じゃあ過大評価される傾向があるので、実際の偏差値よりも+5程度盛ったりして……はい、我ながら姑息ですね(笑)。結局、バブル時代あたりによく言われていた「3高」(=高年収・高身長・高学歴)って概念は、今でも案外しぶとく適齢期の男女を縛り続けているわけだ? 

 

「腹筋できる数」「経験したバイト数」「部活の優勝回数」なんかは、数合わせ的な強引さもやや否めないけど、まあ面白いし、実際こーいう男も存在するんでしょうな……いずれにせよ、まだ可愛げがあって悪くない? ただ、「付き合った人数」「労働時間」「友達の数」ってえのは、どうなんだろう。あんまし盛りすぎるのは、かえって逆効果にならないか? “適量”ってやつがあるんじゃないのか? 「付き合った女性の数」がン十人とかだったら「遊び人」認定されかねないし、「土日祝日も働き詰めです」だったら「デートするヒマもない余裕のないヒト」と敬遠されかねないし、「誰でも彼でも友達扱いしてしまう男」は下手すりゃ「軽薄」と見積もられてしまう……。

 

私は、この3つの数字にかぎっては、お茶を濁すか、「付き合った女性も友達もそんなにたくさんいないよ…」なり「仕事? けっこうヒマよ…」なり……と、むしろ下方修正して少なめに申告する。仮に「3高」が今でもそれなりに活きていようが、「自分との時間」を「浮気」や「仕事」や「友達付き合い」で、後回しにしてしまう男は、もはや女子からの高評価を得られないのである。そういった意味では、バブル時代より女子のお眼鏡の“ハードル”は高くなっているのかもしれない?