最近、なかなかに高いクオリティの恋愛指南を連発している(ような気がしなくもない)「大人女子のためのWebメディア」をコンセプトとする『Grapps(グラップス)』が、『お手本にしたい(ハートマーク)「ラブラブ夫婦」のルーチン3つ』なるタイトルの記事を配信していた。とりあえずは、その「3つのルーチン」ってやつを以下に紹介しておこう。
(1)「おはよう」「おやすみ」「いってらっしゃい」「おかえり」「いただきます」「ごちそうさま」…などのあいさつを欠かさない
(2)一緒のベッドで寝て、積極的なスキンシップをはかる
(3)お互いの「一人の時間」も尊重する
べつだんに気をてらった風ではないものの、どれもそれなりに実践的な提言だと思った。とくに、(1)の「あいさつ」は、それら一連の音声量やイントネーションなどでパートナーの今日の機嫌や体調をある程度ジャッジすることもできるため、わりと……どころか、絶対に欠かすべきではない「ルーチン」なのではなかろうか。
あと、前出の「3つ」以外に、私が「ああ、この二人、仲がいいな…」と感じる夫婦によく見られる傾向も付け加えておきたい。
そう! ラブラブ状態を長く(少なくとも5年以上は)キープし続けることができている夫婦は、総じて
「雑談や飲みの席で夫婦仲についてが話題になったとき、必ず自分のパートナーのことを褒める」
……のだ。
たとえば、私の友人男性は、見た目も女性に対する立ち振る舞いも、けっこう「モテそう」なのにもかかわらず、すでに結婚して10年くらいは経っているはずなのに、いまだ生粋の“愛妻家”だったりする。そんな彼に何度か私は「◯◯クンって、その気になったらなんぼでも浮気とかできそうなのに、奥さん一筋だよね〜。なんでなの?」と、無礼で身もフタもない(笑)疑問をぶつけたことがある。すると、彼はいつも、
「アイツ(←奥さんのこと)、一緒にいてたらオモロいんですよ」
……と、同じ答えを返してくる。そっかぁ……オモロいのか……んじゃ、何年一緒にいても、仮にセッ◯スレス状態になってしまったとしても、飽きはしないよなぁ……と、目からウロコが落ちました。
たしかに「オモロい一面」をパートナーに発見できた夫婦は、まさに最強である。「オモロい」とは、とどのつまりが「自分には発想できない思考回路」のことを指すわけで、その“突飛さ”を毛嫌いするのではなく、「オモロい」と受け入れることができたら、その夫婦の人生における“戦闘能力”は倍以上にも跳ね上がるのだから。
そして、もっとも身近にいるパートナーを褒めることによって、ともすれば脳内の引き出しの片隅に追いやってしまいがちな妻や夫の“魅力”を再確認することもできる。
もし、あなたが自身の夫婦仲にマンネリ感を抱いているなら、酔った勢いで同僚や友だちにそういう愚痴をこぼすのではなく、最初は無理矢理でもいいから、どこか「パートナーを褒めたくなる部分」を真剣に探してみてはいかがだろう?