いつの間にやら“ホランマニア”? ホラン千秋の「自分基準で人の幸せを決めつけない取材を心がけています」のひと言に感動! 

 

つい先日、

 

 
キャスター兼タレントのホラン千秋(32)が、友人の独身者で集まった際に、「どんな人がいいかを出しておけば、いろんなヒトを紹介しあえる」という理由で、27項目にもわたる「男性に求める条件」を某バラエティトーク番組で披露し、共演者は全員ドン引きしていたものの、私(ゴメス)は“意中の女性”から、こうも詳細な「男性に求める条件」を提出していただけたら、逆にありがたいのではないか……と思った。

 
……みたいなホラン擁護調コラムを寄稿したばかりだが、そのホラン千秋が自身のポリシーを存分に語り尽くしているインタビュー記事を、ネット版の『CLASSY』が配信しており、それがじつに素晴らしい内容だったので、今日もまたさっそく紹介してみたい。

 

 
自分の幸せが相手の幸せとは限らないから、自分基準で決めつけず、相手の幸せも尊重できる人でありたいと思っています。

例えば結婚に関する質問も、つい「結婚したい前提」で対話をしがちかもしれませんが、そもそも相手の望むライフスタイルはそうじゃないかもしれない。

無意識に価値観を相手に押し付けてしまわないように、会話を始めるひとつ前の段階から意識することを心がけています。

 
「相手の幸せも尊重できる人でありたいと思っています」で〆る冒頭文は、まさしく絵に描いたような“優等生的発言”といった感じだが、

 
「会話を始めるひとつ前の段階から意識することを心がけています」

 
……とのくだりは、じつに得心がいく、もはや“格言”の境地であり、しかも明日からでもすぐ真似したくなる実用的な「心がけ」でもある。

 
たとえば、私の男友だちが結婚したとする。とりあえず「おめでとう」と祝福の言葉くらいはかけるのが礼儀であろう。しかし、

 
「いいなあ…好きなヒトと毎日一緒にい(ら)れて」

 

「一秒でも早く家に帰りたいでしょ?」

 
……なんて風に、結婚に抱く一面的な“幸せ”のイメージを初っ端からたたみかけるかのごとく押し付けるのは禁物? もしかすると、彼はなにかのっぴきならない事情で嫌々結婚せざるを得なかった可能性だってあるし、本来なら“一人の時間”を重んじたい性格である可能性だってある。「会話を始めるひとつ前の段階から意識する」っていうのは、とどのつまりがそういう多角的なイメージ力のことなのではなかろうか。

 
ちなみに、前出の「男に求める27の条件」でも、ホラン千秋はそのうちの一つに「落ち着いている人」といった“ありきたり”な条件を挙げながらも、“注釈”として「思考がちゃんと成熟している人」という、曖昧なイメージを具現化する“追加解説”を付け足している。結局のところ、このヒトは「ド正論を独自の目線で、より具体的なかたちに再構築する」能力に長けているのかもしれない。そして、なんだかんだと私はじわじわそんなホラン千秋の“マニア”と化しつつあるのだ。