「それ、僕です!」と、みずから炎上の張本人が名乗り出るという、あまりに前代未聞すぎるニュースタイルに思わず驚愕!

 

元『バイトAKB』のメンバーで、現在はラーメン店『麺匠八雲』2店舗と『沙羅善』を経営する梅澤愛優香さん(24)が9月24日、セクハラ被害などを理由にラーメン評論家の“出禁”を表明。その後、梅澤さんはラーメン評論家の「Hさん」から「顔は写さないから身体だけ(写真を)撮らせて」と要望され、許可なく撮影された……との経緯を告白したことが、一部のネット住民のあいだで話題になっている。

 
そして、なんと! 相澤さんがせめてもの武士の情け(?)と、実名だけは伏せていたにもかかわらず、渦中の人となっている「Hさん」が「それ、僕です!」と、自身のブログで名乗り出てきたもんだから、マジ仰天した。

 
その「渦中の人」の名前は、はんつ遠藤さん。ご本人みずから実名をお晒しになっているので、私も実名で書かせていただく。年齢は54歳で、グルメ関連の著作も数多く出版している、正確には「ラーメン評論家」ではなく「フードジャーナリスト」であるらしい。

 
同ブログは5756文字にもおよぶ長文で、前半部は

 

 
「これはひどい、はんつ遠藤。単なるエロおやじだ。僕は本人だから分かるんですが、こいつは、昼間はそこそこイイ奴なのに(そこそこね)、お酒飲むと泥酔しちゃって豹変というか、人格破綻者になっちゃう。トンデモナイことを言い出すし。梅澤さんの件は、まだ良いほうですよ。他の女性とかもっとひどい」

 
(梅澤さんを撮影した意図は)「(自身のFacebookで“友達限定”でアップしている)「人妻シリーズの写真に使おうと思ったと思われます」

 
「翌日になって冷静に考えたら、梅澤さんは人妻じゃないので、人妻シリーズには使えないと言う当たり前のことに気づき、写真は使われていないですw」

 
……ほか諸々と、セクハラ疑惑に対する釈明的な文言が、後半部では、はんつ氏が去年の4月、Facebookに書き込んだ「梅澤さんが経営するラーメン店の金銭トラブルの件」に対する梅澤さんの反論に対する反論(←ややこしい)が綴られている。

 
私は、はんつさんとも梅澤さんともまったく面識がないし、しかもあんまり深入りしたくない類(たぐい)の“揉め事”ゆえ、ここでどちらかサイドの肩入れをするような意見を述べるのは避けておくが、まず「どっちが正しい・間違っている」といった問題以前に、炎上の火種となっている張本人が、

 
「それ、僕です!」

 
……と、「火に油」どころか「火にミサイルしょって突っ込んでいく」かのごとくな自爆行為を自作自演したはんつさんの、あまりに強靭すぎる“鋼のハート”に、ただただ感嘆を覚えるばかりである。もはや「感嘆」を通り越した「感動」の域とも言ってよい。「それ、僕です!」──個人的には、今年の新語・流行語大賞にノミネートくらいはされてもかまわないんじゃないか……レベルのインパクトだ。

 
「もちろん飲みながら書いた」と本人も認めてはいるけれど、そもそも私は酔った勢いで書いたぐだぐだの独白を公の場に投稿するなんて行為は、おっかなすぎてとてもできやしない。「爆風で大火事を鎮火する」という消火法はたしかに実在するが、その方法論がネットの炎上にもはたして効力を成すのか……しばらくは、その動向を静観してみたい。