「大人の女性に向けて、面白くて役に立つ情報をお届けすること」をコンセプトとするネットメディア『コクハク』が、
コロナ禍以降、女性が求める理想の男性像が激変しています。今まではイケメンやお金持ちがモテていましたが、その勢力は弱まりつつあります。
……との冒頭文ではじまる記事を配信。そして、同記事によると「その代わりに台頭しはじめてきた」のが「寄り添い男子」なのだという。では「寄り添い男子」という名の男子とは、一体どーいう男子のことなんだろう?
『コクハク』曰く、「人に寄り添うことができる男子=寄り添い男子」とは、
ただ相手のそばにいて話を聞いてあげたり、相手がつらいときに何も言わずそばにいてあげることができる男子のこと
……を指すらしい。コロナ禍で世界中の人々が低いテンションで行動を控えめにしている昨今だからこそ、余計なことは言わず、休日に「どこかへ行こう」などと言い出したりもせず、静かに一緒に過ごしてくれる男性が貴重……なのだそう。
一見「イケメン」や「お金持ち」よりはずいぶんハードルが低い印象だが、じつのところ、こうした“寄り添い”のしぐさをナチュラルに振る舞える男性はそう多くない……と『コクハク』は分析する。
「自己主張を一切せず、相手を全面的に受け入れる」という、例えるなら「フランダースの犬のパトラッシュ」のようなキャラになるには、男性側に相当の忍耐強さが求められる
……からである。あと、私なりに追記するならば、
・相手の感情の機微を正確に察知する洞察力
・その場その場の空気を敏感に読み取る反射神経
・相手のスケジュールに合わせることができる、ある程度の時間的余裕がある
……といった資質をも要するのかもしれない。そりゃあ、そう簡単には見つかりませんわ! ここまで仙人レベルに老熟しきった男子なんて……。
ただ、そんな自身の存在感をフレキシブルにコントロールできる(願わくば適齢期の)男性がもし実在するんだったら……このご時世においては最先端を行く「モテ男子」として重宝されることに間違いはない。また「間違いはない」だけに「寄り添い男子」という、やや弱めなネーミングが今回、ちょっぴり残念でならない……ってなわけで、
「半透明人間男子」
「エア男子」
「けむり系男子」
「観葉植物男子」
「地蔵男子」
……モロモロと、あれこれ考えてみたんだけれど、イマイチどれもしっくり来ない。エラそうなこと言っちゃってすみませんm(__)mいっそ、まんまの「パトラッシュ男子」でいいのでは……って気もするのだが、いかがだろう?