NY移住後4年経っても英語がしゃべれないピース綾部の "すごさ" は中居正広が提唱する芸能人に必要な資質「な・か・み」にアリ?

 

ちょっと前の話になるが、タレントの渡辺直美(34)が10月30日に放送されたバラエティ番組『ゼロイチ』(日本テレビ系)に出演し、「私にとっての偉人」について語っていた。

 

この日、「テレビ初出し情報」として「自身が偉人だと感じている人」を尋ねられ、渡辺は

 

「うわぁ! むずかしいな…最近だと…ピースの綾部さん(43)?」

 

……と回答。理由は、 

 

「綾部さんは(米国)ニューヨークに移住して4年。4年目になって、まだ一回も日本に帰って来てないんですよ。ず〜〜〜っとニューヨークで過ごしているんですけど、まだ英語がしゃべれない(笑)」

 

……からだという。さらには、

 

 「『最近成長したんだよオレ』って綾部さんが、動物の名前をネイティブに言えるようになった…って言って。英語で『dog』とか『cat』とか、それを『めちゃくちゃネイティブに言える』って真面目に言ってて(笑)」

 

……といったエピソードも添えつつ、「そんな綾部さんみたいな明るさで生きたいな」と、惜しみない綾部リスペクトの意向を示していた。

 

おそらく、渡辺には綾部を茶化したり、小馬鹿にしたりする気持ちなど毛頭なく、本気で“称賛”をしているのだろう。私も、この初出しな情報を聞いて、綾部のことを心底から「すごい!」と思った。

 

英語もロクにしゃべれないのに、4年間一度も帰らなかったくらいにエキサイティングなNY生活を満喫しまくっているわけか……。普通、日本語の通じない異国で4年も過ごしていたら、学ぶ気がなくともある程度は“現地”の言葉が「しゃべれるようになってしまう」ものである。「買い物や食事以外は一切外出しない」「アッチでも会話相手は日本人オンリー」「語学センスが絶望的に欠如している」……ほか、頑ななまでに英語力が上達しない(英語力を上達させない?)要因は諸説推測できるが、いずれにせよ、まさに「生き死に関わる」クラスの“不便さ”が独りぼっちの状態で4年……どころか1年でも続けば……私だったらノイローゼになって、敗残兵のごとく日本へとそそくさ帰国してしまうに違いない。

 

いささか唐突ではあるのかもしれないが、ここで中居正広(49)が、とあるトーク番組で「芸能人にとって必要な資質」として提言していた「な・か・み」……すなわち

 

「な=ナルシスト」

「か=かまってちゃん」

「み=ミーハー」

 

……について述べておきたい。中居曰く、

 

 「タレントさんを見ていると、この3つのどれかしらがあてはまるのね。全部ある人もいるけど、一個だけの人もいる。(最低でも)一個はないと(タレント)はできないのかなと思う」

 

……らしい。今の綾部を「タレント」と呼んでいいのかどうかはよくわからないが、「綾部のニューヨーク在住」は「な・か・み」を全部兼ね備えた人だからこそできる“偉業”なのではなかろうか。

 

「NYに住みたい!」というあくなき「ミーハー」感覚と、「NYに住んでいるオレ」を躊躇なく実現した行動力の伴う「ナルシズム」、そして「NYで頑張ってるオレにもっと注目してよ〜」「独りじゃ寂しいからオレと(日本語で)遊んでよ〜」的な「かまってちゃん」っぷり……。このヒトのニューヨークでの収入源は謎に包まれてこそいるものの、まがいなりにもちゃんと食っていけている以上、私としては……やはり「すごい!」と驚嘆せざるを得ないのだ。