叶姉妹がパーソナリティを務めるトーク番組『spotifyオリジナル 叶姉妹のファビュラスワールド』の新エピソードが、6月28日に配信された──そんなことを総合ニュースサイト『BuzzFeed』が報じていた。
その「新エピソード」とは、数年前に「婚活がなかなかうまくいかない」と悩んでいたらしい、とある女性が、大阪で開催された叶姉妹のトークショーに参加したときのこんな出来事──質疑応答のコーナーで、別の女性が「どうやって(恋愛や結婚をする)相手を選べばいいのかわからない」と質問したところ、恭子サマの回答はこうだったという。
「男性は靴と同じよ。靴って履いてみないと自分に合うかわからないでしょう?」
このファビュラス(=※和訳:信じ難く素晴らしいこと)すぎる金言に天啓を得た「とある女性」は婚活を再開し、条件などをとくに考えず、気が合いそうな男性とはとにかく片っ端からデートをしまくった結果、今の夫と出会い、結婚へと到った……のだそう。
「あのときは背中を押していただいてありがとうございました」
……との感謝の意を込めたメッセージを受け取り、嬉しそうな様子を見せていた(らしい)叶姉妹──さらに、恭子サマは
「アレ(=靴)はたまにクルマに代わるときもあるわよね。試乗しないとわからないでしょう。同じ車種でも、クセがもともとあったりとかね」
……とも付け加え、
「私、ちなみに運転免許持ってませんけど」
……と、さりげないオチ(?)も忘れない。
なんともいい話ではないか。叶姉妹のもはや「神がかっている」とも言える独特な着眼と慈愛に満ちたサービス精神については、私もすでにあらゆるメディアで散々と語り尽くしてきた。今回の「男性は靴と同じ」理論も相も変わらずの説得力&安定感抜群な "例え" であり、しかも、突飛でありながら、我々のようなシモジモの迷える子羊たちにとっても、じつにイメージしやすい。
たしかに、メルカリあたりでどんなに一目惚れなスニーカーを発見しても……また、ソレが格安で数字上のサイズはピッタリだとしても……やっぱ、靴だけは(少なくとも私は)おっかなくて迂闊にクリックできませんから。実際に試履きしてみないと、つま先部分が狭かったり、靴擦れを起こしたりしかねない。とにかく「履いてみること」が重要なのである。
あと、「靴」に「クルマ」に……と、女性を「履く側」「乗る側」……と、上位の立場に見なしている点も見逃せない。あくまでコレは私の深読みにすぎないのかもしれないが、叶姉妹があえてこの二つのアイテムを実例に持ってきた背景には
「恋愛なんて、男を足蹴(あしげ)にするなり尻に敷くなりするくらいのおおらかな気持ちで臨んだほうが上手くいくものなのよ」
……的なダブルミーニングが隠されているような気がしてならないのだ。「深読みしすぎ」な確率は50%くらい……って感じではあるんですけどね(笑)?