「ビューティ・ファッション・ライフスタイルにまつわる最新の話題をお届けすること」をコンセプトにする『beauty news tokyo(ビューティ・ニュース・トウキョウ)』が、「浮気を繰り返す男性の心理状態」について言及する旨の記事を配信していた。
「ありがち」と言えば超ありがちなテーマではあるけれど、まずタイトル冒頭の「浮気は不治の病です」なるキャッチコピーが、じつに秀逸! たしかに、男女問わず “浮気癖” のあるヒトってえのは、何度痛い目に合ってもまったく懲りずに、また同じパターンの「痛い目」というゴールへとまっしぐらに突き進む。ホンモノ(?)の “病” に伏せり、寝たきりの状態にでもならないかぎり “完治” が困難な、まさに「不治の病」である(※寝たきりになっても出会い系サイトやSNSを駆使してヴァーチャル浮気に走ろうとさえしちゃうかもしれないw)。あと、記事の内容もけっこう読ませるモノがあったので、さっそく以下にそのおおよそを紹介してみよう。
(1)寂しさを埋められない
(※恋人と会えなかったり、妻が子育てで忙しかったりすると「寂しさ」を感じ、一人でいる時間に耐えられず、つい浮気してしまう)
(2)「自分がモテる」と実感したい
(※ナルシストな男性は「女性にモテること」に執着し、つい浮気してしまう)
(3)新たな刺激が欲しい
(※「クルマやスマホをしょっちゅう買い替えてしまうようなヒト」はマンネリを嫌い、つい浮気してしまう)
(4)誘われたら断れない
(※「断ること」によって相手を傷つけたくないという心理から、いつのまにか浮気をしてしまう)
べつだん、気を衒(てら)った着眼ではないものの、どれもそれなりに核心を突いた、なかなかに鋭い分析だと思った。
いっそう正確な図式にするならば、おそらく「何度痛い目に合ってもまったく懲りない “浮気症” 」を患うヒトは、
「誰もが(1)と(2)の要素を大なり小なり兼ね備え、そこから(3)のタイプか(4)のタイプのどちらかに分類される」
……って感じなのではなかろうか。
とくに、(2)の『「自分がモテる」と実感したい』という一種の承認欲求は、「浮気」という病の “原動力” としては、あながち無視できないシロモノだったりする。
この手のナルシズムに脳内を支配されがちな男性……いや、男女は得てして「モテること」すなわち「他者を巻き込むこと」によって自身の「現役感」を、より確固たるものとして認識しようとする傾向が強い。そして、そういう男性……いや、男女が加齢を積み重ねると、いずれは
「今度が最後の恋愛だから!」
……といった切迫感に苛まれはじめ、「浮気」と「本気」のデッドラインを無きものとする、ひときわデンジャラスなゾーンへと突入していく……。
結論として、「浮気」とは──「不治」どころか、むしろ「悪化」してしまう心底やっかいな「病」だということだ!?