『日刊SPA!』で「恋愛戦略家」という一捻りある肩書きを持つ関口美奈子さんというヒトが、『「平凡なのに、なぜか女性からモテる男性」に実は共通している5つの特徴』なるタイトルの記事を寄稿なされていた。とりあえず、その「5つの特徴」とは以下のとおりであった。
(1)自分の趣味や世界を持っている
(※いわゆる「オタク気質」な男性は意外とモテる?)
(2)声がいい
(※声が素敵だと顔までイケメンに見えてきてしまうという現象も?)
(3)かわいさがある
(※笑顔が子どもみたいだったり、甘え上手な男性も意外とモテる?)
(4)どの女性にも平等
(※美人や狙った女性だけではなく、どんな女性にも…ひいては男性も含めて分け隔てなく優しくできる男性こそがモテる?)
(5)礼儀正しい
(※育ちの良さも感じられ、信頼感にもつながっていく?)]
じつに的確な分析だと思った。ある一つを除けば、すべてが「正解!」であろう。
「ちょっとオタク気質で、声が良くて、かわいさと礼儀正しさを兼ね備えた男性」
……って、もう最強じゃないですか! もちろん、どれも「平凡」じゃないイケメンにとっても大きな魅力となりうる要素であり、これらを兼ね備えたイケメンとは、まさに「鬼に金棒」状態となるのは間違いない。
さて。では「ある一つを除けば〜」と、私が唯一引っ掛かった要素とは一体……??? すでに答えに近いことは前述しているのだが、それはズバリ!(4)の「どの女性にも平等」といったくだりである。
私の知るかぎりでは、どんな女性……ひいては男性にも分け隔てないフランクな態度で接してはいるものの、特定の人物にだけにはどこかわかりやすい(いい意味での)差別的な言動を取れる男こそが、最終的には「意中の女性」とゴールインしている……すなわち「無駄なくモテている」……気がしてならない。「どの女性にも平等」すぎると、下手すりゃ「八方美人」と見なされてしまうかもしれないからだ。
ただ、外見的な美醜を問わず、こういったエコ贔屓をあまり露骨にやりすぎると、いらん敵をつくってしまい、予想外のところから足を引っ張られてしまいがちなのもまたたしか……。要は、その出し入れを抜け目なく精密に調整できる高次なバランス感覚が重要ということだ。
とどのつまりが「イケメン」とは「容姿が突出して優れている男性」のことであり、ヒトとしてのバランスとしては歪(いびつ)だという見方もできなくはない。だからこそ「(見た目が)平凡な男性」がそういうアンバランスな男性と対抗するには、揺るぎないバランサーとしての資質を最大限に押し出し、そこを有効な武器とすべきなのかもしれない。イケメンのバランサーって……居そうでなかなか居ませんから(^^;;