「ユーザーの趣味・嗜好・ステージに合わせた、さまざまなターゲットでユーザーに合った独自コンテンツを展開する」というコンセプトを掲げる(早い話が?)総合情報サイト『ウレぴあ総研』が、「外見的にイケてる男子を前にすると過度に緊張してしまう」という「イケメン恐怖症」について考察する記事を配信していた。
『ウレぴあ総研』曰く、
(イケメン恐怖症の女性は)フツメンには自然体で接せるのに、イケメンにだけ過剰反応をしてしまい、気を使いすぎたり、必要以上に距離を置いてしまったりすることがあります。
……とのこと。「そんな病(やまい)、ホンマにあるんかいな!?」と、訝しがるヒトもいるのではないか? しかし、私の周囲にも「イケメンは苦手!」と断言する女性は、たしかに一定数実在する。とりあえずは、総研が分析する「イケメン恐怖症」の “病因” を、ザッとまとめておこう。
(1)無意識に自分と相手の外見を比較している
(2)相手から見た目を評価されているような気持ちになる
(3)「イケメン=ナルシスト」というイメージがある
なるほど。どれもあらためて指摘されてみれば、それなりに納得できる “言いぶん” ではある。ちなみに、私の周囲にいる「イケメン恐怖症」を患っている(?)女性は、皆一同にこんな風なことをおっしゃっている。
「イケメンって付き合ってもすぐ浮気しそうだから嫌!」
「イケメンが彼氏だと、些細なことにいちいちヤキモキしちゃいそうで面倒くさい」
「対等な立場で付き合えない」
「分不相応なイケメンと付き合っていたら、他人から自分のことをいろいろと勘ぐられてしまう」
「ときに女同士の友情がこじれてしまうこともある」
あと、「イケメン」と称号される男に付随しがちな「高身長」が単純に怖い、圧迫感を感じる……という低身長ガールも数人、私は知っている。
「どんなに背が高くても175センチ以上は絶対NG!」
……と、彼女らは頑なまでに譲らない。ホントいろんなヒトがいるもんだ……。
さて。コレは『ウレぴあ総研』が作成する恋愛モノならではの傾向なんだが、今回も同記事では「イケメン恐怖症」の特徴を羅列するだけではなく、その「治療法」までもが親切に提言されていた。「中身に興味を持つ」「イケメンと話す機会を持つ」「自分磨きをして自信を持つ」(以下略)……みたいな具合に、である。
ただ、一男性として個人的な意見を述べさせていただくと、
「なにも無理してイケメン恐怖症を治す必要なんてないだろ!」
……とも思う。下手に “治療” が成功してしまえば、よりいっそう「イケメンの女子独り占め状態」が進行してしまうばかり……。「イケメンが苦手」という趣味嗜好のばらつきがあってこそ、 “適材適所” という概念はかろうじて遵守されるのではなかろーか?