『JJ』『CLASSY.』『VERY』……ほか、光文社が発行する女性誌8誌をつなぐ総合メディアであるらしいWebサイト『magacol(マガコル)』が、「失恋してつらすぎる期間はどう過ごせばいい? 心の痛みをやわらげて立ち直る方法」なるタイトルの記事を配信していた。
「さすが紙媒体がバックについているだけあって」と言っちゃあなんだが、ありそうでなさそうな、なかなかに興味深い切り口のテーマだと思った。昨今ネット上に蔓延(はびこ)る男女関係系の記事の大半が「恋愛を成就させること」、もしくは「恋愛を継続させること」ばかりにベクトルを向けているなか、冒頭の記事は「恋愛が破綻してから」の “ケア術” に着眼しているからだ。さっそく、その「立ち直る方法」ってヤツをチェックしてみよう。
【失恋後の気持ちの持ち方編】
・つらさを受け入れる
・時間を気にしすぎない
・無理に忘れようとしない
・つらさを怒りや恨みに変換しない
【失恋後の取るべき行動編】
・気持ちを吐き出す
・相手との距離を取る
・考えない時間を長くする
う〜ん……どーなんでしょうね??? 「つらさを怒りや恨みに変換」できるレベルのキツい “別れ方” だったんだとすれば、いっそ「変換」しちゃったほうが傷口も早く癒えるような気もしなくはない。まあ、私の場合、失恋した際はたいがい自分が120%悪かったりするので(笑)、「変換不能」なんだが……。ってなわけで、多少綺麗事感は否めないものの、おおよそは「正しい提案をしている良質な原稿」だと捉えても差し支えはなかろう(※←上から目線w)。
そもそも、なぜ「失恋」はそんなにもつらいのか? 本記事にもいろいろとその「理由」は書き連ねられているが、私は「喪失感」──コレ一つに尽きると思う。そして、その「喪失感」によってポッカリと心に空いた穴を埋める、すなわち「(失恋相手のことを)考えない時間を長くする」には、周囲への迷惑なんぞ顧(かえり)みず、
「友人・知人にメソメソと愚痴りまくり、願わくば新しい恋人(候補)を紹介してもらう」
……のが一番……というか、それしかないと断言する。「一人の惚れ抜いた女性」への未練を完ペキに断ち切ってくれるのは「新しい魅力的な女性」しかない。「仕事」だとか「草野球」だとか「旅先の美しい景色」だとか「MARVEL映画」だとか「失恋レストラン(※歌:清水健太郎)のリフレイン」だとか……じゃあ、絶対に “代替え” できないのである。
私の座右の銘に
「次行こ、次!」
……ってのがあるのだけれど、この能天気な金言(?)は、呪文のごとく繰り返して唱え続ければ続けるほど、とくに「失恋」の憂き目にあったときこそ、もっとも効果的なメンタル操作の(すべ)となりうるのではなかろうか。
「次行こ、次!」
「次行こ、次!」
「次行こ、次!」
「次行こ、次!」
「次行こ、次!」
……はい! もうアナタも大丈夫(^^)/