「マメな男=モテる」という黄金則を "誤解釈" してしまっている非モテメンズの特徴とは?

 

これまでにちょっと見かけたおぼえない、なかなかに斬新な着眼の恋愛相談系の記事をYahoo ! ニュースで発見した。

 

配信元は『日刊SPA!』。著者は「恋愛コラムニスト」と「恋愛カウンセラー」の肩書きを持つ、「100人以上の女性との恋愛経験があり、現在はLINE公式サービス『トークCAFE』で年間約1500件のペースでチャット恋愛相談を受けている」と公称する堺屋大地さんというヒトである。

 

まず、タイトルがすごくいい。『モテると思って「マメな男」に徹していたのにフラれてしまう男性に共通する4つの特徴』──『マメなのにフラれてしまう男』ではなく、あくまで『モテると思って「マメな男」に徹していたのにフラれてしまう男』であって、「マメだけどフラれた」という “結果” こそ同じだが、前者と後者とではニュアンスが微妙に異なってくる。

 

「マメな男性=モテる」というロジックは、あらゆる恋愛マニュアルにおいてもはや外すことのできない、鉄板中のテッパンな黄金則である。したがって、前者は「マメな性格」以外のなんらかに問題があるわけで、いっぽうの後者は「モテるマメ」の概念をなんらかのかたちで誤解釈=勘違いしちゃっているということだ。

 

堺屋さんは、その「勘違い」の「特徴」として、以下の「4つ」を挙げている。

 

(1)「マメなだけではモテない」ということを理解していない

 

(2)どのようにマメかという「マメさの質」の重要性を知らない

 

(3)連絡頻度は常にMAX状態よりも緩急が大事だと気づいていない

 

(4)すべての女性に有効なモテテクだと盲信してしまっている

 

じつに鋭い指摘だと思う。「マメであれ!」というアドバイスが、なぜこうも錆びつくこともなく「モテ」に渇望する男たちの琴線を揺さぶり続けるのか……といえば、それは「マメを貫く」のが比較的修正しやすい後天的な性格要素であることにも遠因がある……と、私はにらんでいるのだが、「後天的」なぶん、後者の場合は「モテるマメ」の質の見極めや緩急の付け方に、どうしてもツメの甘さが生じてしまうのは致し方ない。

 

前出の堺屋さんの指摘のなかで、もっとも肝に銘じるべきなのは(4)の「(マメが)すべての女性に有効なモテテクだと盲信してしまっている」というくだりであろう。

 

そう! 百人の女性の百人全員が「マメな男が好き」なわけではない!! 

 

「自分の時間を大切にしたいから、ある程度放ったらかしにしてくれる男のほうがいい」

 

……って女性も、百人中十人程度(※←ゴメスの雑感。具体的根拠はなにもないw)は間違いなく実在する。そして、貴男が仮に「オレはマメじゃない」と自己分析したなら、無理にハンパな「マメ」を装うより、その残り「十人」を探すことにエネルギーを注いでみるのもアリなのではなかろうか。「マメじゃないこと」自体、決して “悪” ではないのだから……?