「女性向けのエンタメ&ライフスタイル・ニュースサイト」をセールスキャッチとする『ハウコレ』が、「付き合ったら豹変しそうな男」の特徴を3つ挙げ、「こんな男性には要注意!」との注意を促す記事を配信していた。とりあえず、その「3つ」とは以下のとおりであった。
(1)友達グループに「いじられキャラ」を作りたがる
(※誰かをいじることでコミュニケーションを取る男は、彼女ができても相手に失礼な糖度を繰り返しがちだから、要注意?)
(2)冗談でも馬鹿にされるのは絶対に許せない!
(※誰も本気で言っていないような発言に対しても本気で怒るような男は、プライドが高く冗談も言えない付き合いになる可能性があるから、要注意?)
(3)店員さんに対する態度が悪い
(※「自分より立場が低い」と判断した人に対してひどい態度を取る男は、彼女にも高圧的な態度に出る危険性が高いから、要注意?)
(3)の「店員さんに対する態度の悪さ」なんかは、「付き合いはじめ(もしくは、付き合おうかどうかを決める寸前)の男を見極めるポイント」として、よく恋愛相談系メディアでも指摘されている項目であるが、いずれにせよ男子目線からしたって、どれも「嫌なヤツ」であることに間違いはない。「女子が彼氏を〜」だけではなく、我々男子が公私問わず、なんらかの事情で “他者のひととなり” を査定しなければならない場合、それなりに役立つ “忠告” となるのではなかろうか。
とくに、(1)の「すぐ “いじられキャラ” を作りたがる」ってくだりは、なかなかに秀逸な指摘だと思った。いるいる! いますよね〜そーいうヒトって!!
こーいうヒトって、どこかの集団に加入するや否や「アイツはいじっても大丈夫」みたいな相手を即座に探し出し、ソイツをいじることによって「明るい性格」だとか「機転」だとかをアピールし、グループ内でじわじわとマウントを取りながら、自分に注目が集まるよう仕向けるのが常套手段である。
一種の「社交術」と解釈してしまえば、それはそれでそれなりに正しいのかもしれない。が、問題は “いじられる側” が「本当にいじられることを快し」としているかどうかであって、そこらへんのジャッジが(男女問わず)「すぐ “いじられキャラ” を作りたがるヒト」は、意外と雑だったりする。そりゃそうだろう。だって、その手のヒトは「いじられたい相手」ではなく、あくまで「いじりやすい相手」をいじるからだ。
私は、どんな集団に属しても(たとえ自分が一番年長であっても)、けっこう “いじられキャラ” 的な扱いを受けてしまったりするのだけれど、自分でこう言うのもなんだが……じつは「作為的にそのキャラを演じている」フシもなくはない。さらに、 “いじられること” 自体、正直そこまで好きじゃない。そして、そんな「羊の皮を被った狼(笑)」的な私の「羊」の部分にダマされ、安易に私をいじってくるような思慮の浅いタイプは絶対に信用しない。
コレってですねぇ……ヒューマンウォッチングにはわりと有効な戦略でありまして、おそらく “いじられキャラ” を “装っている” 人間は、たいがい大なり小なりは実践しているんじゃないですかね? すっかり油断しきって “いじり” にすぐ走ってしまうアナタ! スキあらば、いつか「狼」に噛みつかれちゃいますよ!?