シングルマザーと「真剣に交際したい!」と考えている男性が気をつけなければならないこと

コラム

 

「恋を学んで、強くなる!」をコンセプトとする女性向け恋愛系WEBメディア『KOIGAKU(恋学)』が、「シングルマザーの恋愛がうまくいくための心得」について言及していた。(※またネタ元が『KOIGAKU』になってしまいました! すみませんw)

 

  同記事は女性目線──すなわち、シングルマザーに対してアドバイスを施す体(てい)の内容なんだが……とりあえず、ここに書かれている(シングルマザーが恋愛するにあたって)「気をつけるべきこと」と「うまくいくコツ」は、以下のとおりであった。

 

  【気をつけるべきこと】

・デートの約束は「子持ち」を自覚する

・恋愛に溺れない

・早い時期に(男性に)「子持ち」を打ち明ける

・「勢い」は通用しないと知っておく

・(周囲に)交際をオープンにする

 

【うまくいくコツ】

・後ろめたさは感じなくていい

・恋愛に積極的になろう

・子どもに打ち明けることを恐れない

 

 
なかなかに的を射た名回答だと言えよう。おおむねは「正解」だと思う。ところで、どーしてしたり顔(的な口調)でこうも自信満々に断言できるのか……と申せば、私は過去にシングルマザーを対象としたルポルタージュを執筆するため、何人かのシングルマザーにけっこうディープな取材をした経験があるからだ。なので、今日は! それらのリサーチから得た豊富な情報をもとに、私からは「シングルマザーに恋をしてしまった男性」に向けて、ささやかながらいくつかのアドバイスを贈ろう。まずは、2歳になる双子の娘を持つS代さん(27歳)の話を聞いてもらいたい。

 

 

  「『ボク…シングルマザーって好きなんですよ』みたいな風に告白されたことが何度かあります。シングルマザーへの寛大なその気持ちはとてもありがたいんですけど、正直『ホントかよ!?』って気が勝ってしまい、今イチ信用できません。そもそも『シングルマザーが好き』って言葉自体に矛盾があるんです。じゃあアナタは子どもがいる私が好きなの? 違うでしょ。おそらく子どもがいなくても好きになってくれるんでしょ? だったら、子どもは “いないほう” がよりベターでしょ?」

 


まさにグウの音も出ない、完ペキなロジックではないか。そして、このような一種のニヒリズムをも匂わせる “男性観” は、なにもS代さんにかぎったものではないようである。次に、4歳の娘を持つM美さん(31歳)の話を聞いてみよう。

 

 

  「私の感覚では、心底から『シングルマザーでもかまわない』と言ってくれる男性は100人に一人いるかいないか……。私たちは常に “男性を選ぶ” のではなく、 “男性から選んでいただく” というスタンスなんです。裏を返せば、 “そうポンポンと100分の1の確率が巡ってくるはずかない” という考えが染みついちゃっているから、慎重になるのはしょうがないと思います」

 
そんな彼女たちに言い寄ってくる男たちが口にする「口説き文句」のなかでも、もっとも定番かつNGなのは、以下の3つなのだそう。

 

  (1)オレ「子ども好き」だから

 
「子持ちバツイチで子育て経験のあるならまだしも、子どもの面倒な部分を体験したことのない男が言ってくる、この安易なセリフはまったくアテになりません。そこまで言うなら『毎日夜泣きしてもちゃんとニコニコしていられるんだよね?』『一度子どものウンチを触ってみなさいよ!』と突っ込みたくなる。親戚や友だちの子どもやペットレベルで『子どもが可愛い』なんて博愛主義を公言してほしくない。私たちシングルマザーは “すべての子ども” じゃなく “自分の子ども” だけを愛してもらいたいんです」(E佳さん:26歳・息子1歳)
 


(2)たまには二人で会わない?

 


「それができるんだったら、苦労はしませんよ(笑)。ほとんどのシングルマザーは、保育所や両親に子どもを預けて仕事をしているんです。経済的にギリギリだったり、肩身の狭い思いをしながら毎日を生きているんです。だから、プライベートだと必ず子どもが付いてくるのは大前提! デートするなら3人で。エッチも3ヵ月に一度ほど外泊できたとき、子どもが寝てから、やっと、そっと……が当たり前なんです」(前出のM美さん)

 

 

(3)子どもも一緒に全部面倒見るから!


 
「結婚したら、いきなり確実に “お金を稼げない扶養家族” が最低でも一人は増えるんですよ? よほどのお金持ちでもないかぎり、家計は相当厳しくなるわけです。そこらへんの冷静な将来設計も立てず、勢いだけでこういうセリフを言われても、白けてしまうだけ!」(Y美さん:29歳・娘5歳)

 


 
では、はたして彼女たちのソウルを揺さぶる「必勝のセリフ」はあるのだろうか? ある一人の娘と一人の息子を持つシングルマザーは、自分に好意を寄せてくれている一人の男性が、さり気なくささやいた次の一言にグラッと来て、再婚を決意したという。


 
『ボクにはすでに娘と息子が二人いるから、新しい子どもはいらないよ』

 

 「もし、再婚して新しい子どもができたら、その夫がその子ばかりを可愛がるんじゃないかって不安が、シングルマザーには常にあるんです。現実に新しい子どもができる・できないは置いておいて、そういう肩の力が抜けた考えを自然と口にしてくれたら、私たちも安心できるんです」(R子さん:33歳・娘5歳と息子3歳) 

 


ちなみに、R子さんは上記の男性と “なんとなく付き合っている” 関係になって、3年以上──「シングルマザーと真剣に付き合いたいなら、とにかく地道さと根気強さが不可欠」と語る。安易に「シングルマザーがいい!」などと提唱する前に、それなりの覚悟を決めるべきだということだ。 

 


あと、「シングルマザーの適齢期」についてもじつに興味深い意見があったので、最後に紹介しておく。
 

 

「できれば、子どもには離婚→再婚といった複雑な事情や空気を悟られたくないので、子どもが2歳のあいだに、最悪でも3歳になるまでには再婚したいです……(笑)」(前出のS代さん)


※今回、文中に登場している女性・子どもの年齢は、すべて取材当時のものです。

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