いちご狩りでまさかの超腹痛!? たくさん食べる場合に気をつけたいことは…

コラム

 

親子で楽しめる美味しいイベント、いちご狩り! この日、Mさんは娘とこのいちご狩りに来ていた。なんと太っ腹の閉園まで無制限で食べ放題! だが、このいちご狩りでMさんの身にとんでもないことが起きる!

 

いちご狩りの料金は、大人1700円。食べ放題に行けば、ついついもとを取ろうと張り切って食べてしまう性格の彼女。なので、この日も食べまくった!

 

そもそもいちごは、ビタミンCがみかんの2倍もあり、果物の中でトップクラスに多い。美肌効果など様々なメリットが期待できる超体にいいフルーツ。しかし、彼女は知る由もない。いちごにはある効果があったのだ!

 

それは……利尿作用! いちごに含まれるカリウムには、塩分などを尿へ促すため、尿量を増加させる作用がある。

 

彼女もいちごを食べ始めて30分後、やはりトイレへ。でも、全く気にしないで、また食べまくる。利尿作用があるなんて知らないから、水分も全くとっていなかった!

 

こうして何も知らずに食べ始め、およそ1時間……なんと30個以上も食べた! だが家に帰ると……尿意は止まらない! そして、異変は起きた! 突き刺すような腹痛! 実は恐ろしいことが起きていた!

 

この腹痛の原因と考えられたのが、カリウムと同様にいちごに豊富に含まれている「キシリトール」だった!

 

キシリトールと言えば、虫歯予防に効果があることでおなじみ。しかし、このキシリトールもとりすぎは禁物! 一度にたくさんのキシリトールを取ると、消化されず腸の中にたまっていく! すると腸の中に多量の水分が集まってきて、腸から排出しようとする。そのため、下痢や腹痛を起こすことがある。実際、キシリトール入りのガムには「一度に多量に食べるとお腹がゆるくなる場合があります」との表記が。

 

しかし彼女の場合、下痢はなかった。それどころか、便秘のような腹痛が続いたのだ! なぜなら、いちご以外の水分を全く取らず、頻繁に尿を排出したことで脱水状態となり下痢が起こらず、消化吸収されにくいキシリトールがたまり、腸に負担がかかって地獄の腹痛が起こったと考えられた。

 

その後、2時間ほど苦しんだという彼女。水分をとり痛みがとれたというが……大好きないちごをたくさん食べるときは水分も一緒に! (2021年8月10日OA)

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