夫婦円満の秘訣は「放置力」? フリー女子アナ・中村仁美さんから学ぶ

コラム

 

フリーアナウンサーの中村仁美さん(43)が、4月1日にトークバラエティ番組『千鳥かまいたちアワー』(日本テレビ系)に出演。夫であるお笑いコンビ『さまぁ~ず』の大竹一樹さん(55)について、なかなか興味深いことを語っていた。

 

どこらへんが「興味深い」のか、かいつまんで説明すると……おおよそは以下のような感じであった。

 

オンエア中に「共演している女子アナと夫がメールするのは浮気?」というテーマで水を向けられた中村アナ。共演者から「(大竹さん)は昔すごく遊んでたって周りから聞いていますが?」と煽られた(?)直後に、こうきっぱり。

 

「たとえ今、誰かとそういう関係になっても、本当にウチの夫は面倒くさいヒトなんで……。絶対に続かないと思います」

 

(続けて)「だから続かなくて帰ってくるだろうなと思うので、細かいことは気にしてないです。誰かと連絡取ってるとか……。もちろんケータイも見ないです」

 

「なんて素晴らしい完ペキな回答なんだ!」

 

……と、感心……を通り越して感動した。なにが「素晴らしい」のかと言えば、夫との適度な距離感の「適度さ」のバランス感覚が素晴らしい!

 

調べてみると、この中村アナと大竹さんが結婚したのは2011年──すなわち「もう10年以上も続いている夫婦」である。

 

新婚のころはどんなに “理想” のダンナor奥さんだったとしても……結婚して10年も経てば、パートナーの “うっとおしい部分” は嫌でも見えてくる。そして、こうした「相手の短所」とどう折り合いをつけるか──それを上回る「長所」をいかに見いだすか……もしくは「短所」をどこまでスルーできるか……が(離婚を避けたいのならば) “次” のテーマになってくる。

 

そんななか、重要なポイントとなってくるのが、相手に対する程良い無関心──「放置力」なのではなかろうか。

 

「本当にウチの夫は面倒くさいヒトなんで……。絶対に続かないと思います」と、中村アナは言う。この澱みない発言を「自信過剰」「油断大敵」と “おせっかい” さながらに懸念する声もあるのかもしれない。が、大竹さんは客観的に見て、おそらく「相当に面倒くさいヒト」なんだろう。しかし、その「面倒くささ」を差し引いてもなお「プラス」が残る、なにか決定的な「長所」を中村アナは10年以上の年月をかけて発見しているに違いない。だからこそ──中途半端に親密な関係では手に追えない、むしろ厄介でしかない「面倒くささ」というウィークポイント──妻側からすればストロングポイントを盾に、「続かなくて帰ってくるだろうなと思う」「細かいことは気にしてないです」と断言できるのだ。

 

それなりに長く続いている夫婦(や同棲カップル)が一番やっていけないのは、

 

「相手の短所を無理やり治そうとすること」

 

……だと、私は思う。それをやるなら “結婚前” (あるいは “同棲前” ) にやっておくべきだし、そもそもイイ大人の性格なんていうのは、指摘して注意を促したところで、そう簡単に変わるものではないのだから。

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