️あらためて問う!「潔癖な人」と「潔癖じゃない人」が長く付き合うことはできるのか?

コラム

 

「大人女子のためのWebメディア」をコンセプトに掲げる『Grapps(グラップス)』が配信する「今よりさらに愛されます。潔癖な男性の特徴と付き合い方」なるタイトルの記事が目についた。

 

え! 「今よりさらに愛されます」って……!? このくだりだけでも、すでに言いたいことは山ほどあるが、とりあえずは、記事中にあった「潔癖な男性」の実例3つと、『Grapps』さんが提案する各対処法を、以下に紹介しておこう。

 

【実例1】
「フローリングを汚したくない」という理由で彼女を家に入れるときも、必ず靴下を履き替えさせる男性

※Grappsが提案する対処法:せめて彼女くらいは大目に見てほしいところですが、彼の部屋では彼のルールを尊重するのが正解。帰り際に「掃除手伝おうか?」と言えば、さらに好印象のはずですよ。

 

【実例2】
「いろんな人が出入りするお湯は汚いから嫌」という理由で「温泉旅行」は基本NGな男性

※Grappsが提案する対処法:理屈ではなく生理的にダメという場合も多いので、無理強いはせず、(露天風呂付き個室をリザーブするとか)OKラインを探って妥協案を出すことをおすすめします。

 

【実例3】
電車の吊り革から店のドアノブ、ハグする彼女の手まで……なんでもスプレーやシートで除菌しなければ気が済まない男性

※Grappsが提案する対処法:彼の過度な除菌が「健康」などのかたちでそれなりの結果を出しているなら、適度に見習った方がいいかもしれません。

 

さらに “総論” として、『Grapps』さんは、

 

「彼が潔癖症でさ〜」と笑いのネタにできたりする程度なら大丈夫。


ちょっと変わった生活習慣のひとつと捉えて、尊重してあげましょう。

 

……と、原稿を〆ているが、はたして本当に「大丈夫」なのか? 「潔癖の概念」が違和感を抱くほどに食い違っているカップルが、それを「笑いのネタ」にして、長期間(ある程度)深くお付き合いできるものなんだろうか?

 

そりゃあ「100%不可能」とは申しません! けれど「かなり厳しい」と思う。少なくとも私は前出したようなことを強要してくるようなタイプの女性とは……いや、男性であっても2〜3回会うだけならまだしも、「長期間付き合う」のは絶対無理!

 

一応断っておくが、私はこうした「潔癖症」なヒトたちのことを非難しているわけでは決してない。『Grapps』さんがおっしゃるとおり、それはあくまで(私からすれば)「ちょっと変わった生活習慣」にほかならず、「相手のテリトリー内では相手のルールを尊重するのが正解」だという “礼儀” にも素直に同意はできる。ただ、その「潔癖の習慣」を所かまわず “強要” されるのが嫌なだけなのだ。

 

一般的に、私のような「不潔に対する耐性の強いタイプ」(※あくまで「耐性が強い」だけで、「不潔を好む」という意味ではない)は “潔癖な空間” に身を置いても、さほどのストレスを感じない。いっぽう「潔癖度の強いタイプ」にとって “不潔な空間” に耐えることは、拷問に近い “苦行” 以外の何物でもない。やはり『Grapps』さんがおっしゃるとおり、「理屈ではなく生理的にダメ」なのだから……。

 

となれば、当然のこと「潔癖症の人間」は「不潔耐性の強い人間」に、過度な “清潔” を求めざるを得なくなる。本来、モラハラ気質のない人でも、「潔癖の強要」というハラスメントで相手を攻撃する “モンスター” へと変身しかねないのである。

 

私はこれまでここcitrusでも

 

「潔癖の度合いが大きく異なる者同士の共同生活は長続きしない」

 

……と、繰り返し主張してきた。実際、結局は “コレ” が遠因で別れたり離婚してしまったカップルや夫婦を……悲しいかな、何組も見てきているし、私自身もそういう「潔癖すぎる女性」と交際が3ヶ月以上、続いた試しはない……。 

こちらの記事もおすすめ!
【衝撃】海に触りたいけど完全に腰が引けてる息子(1歳)の姿が…「愛しいすぎる」「スクワットのお手本や!」と話題に

【衝撃】海に触りたいけど完全に腰が引けてる息子(1歳)の姿が…「愛しいすぎる」「スクワットのお手本や!」と話題に

ページトップ