病気?性欲? なぜ、男たちは痴漢を繰り返すのか

コラム

citrus 編集部

最近は痴漢冤罪が注目されがちですが、実際には被害を経験した女性は少なくなく、しかも9割の女性が泣き寝入りをしているというデータもあるほど、痴漢は身近でありながら表面化しにくい犯罪。痴漢を犯すのはいったいどんな男たちなのでしょう? 性欲が抑えきれなくて、仕方なく… なのでしょうか? 実はもっと根深い事実があるようです。

 

 

■「痴漢をはじめとする性犯罪は、男性の性欲ゆえに起こる」は思いこみ!?

 

男性の性欲は男性自身も制御できない、とてつもないエネルギーを持ったもので、それを発散するためなら男性は女性に対し何をするかわからない…というのは実は思い込みだとしたら…? 「性欲」でないなら、なにが男性を痴漢に駆り立てるのでしょうか。

 

 

 

■家庭では「よき夫」である男が「女は痴漢されたがっている」と勘違いする

 

痴漢はれっきとした犯罪でありながら、被害者が泣き寝入りすれば「なかったことに」なってしまうという側面もあります。通報しなさそうな女性がターゲットにされることや、「女性は無意識のうちに痴漢されたがっている」というゆがんだ認知も、痴漢がなくならない原因のひとつだとされています。

 

 

 

■罰をうけても痴漢を繰り返す…「治療」が必要な依存症も

 

何度か実刑判決を受けても痴漢をくり返してしまう男性も多いというデータがあるようです。被害者の女性にとっては、もっと罰を重く!という怒りがある一方で、罰を与えるだけでは、痴漢はなくならない、依存症としての治療教育が必要であるという事実も知っておかなければならないようです。

 

 

 

■「痴漢になる可能性」より「痴漢冤罪の被害者になる」と考える男性が多い

 

その関心の高さ、怒りの強さから“女性の問題”ととらえられがちな痴漢ですが、実はもっと“男性の問題”として捉えられなければならないという筆者。男性が痴漢冤罪の問題性ばかりを叫ぶのではなく、社会全体が“目”を持つことでなくなる痴漢もあるかもしれないのです。

 

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