【SNSで話題】戦場の戦士超え⁉ 「満員電車のストレス」指数はそんなに高いのか…

コラム

citrus 編集部

 

満員電車のストレスについてSNSで話題になっています。通勤ラッシュにさらされる人のストレスは、臨戦態勢の戦闘機のパイロットや機動隊の隊員よりも大きいという研究があるようですが、満員電車のストレスはそれほど大きいものなのでしょうか? メンタルケア・コンサルタントで、ストレスやメンタルコントロールに詳しい大美賀直子さんにお話をお聞きしました。

 

人には、他人に踏み込まれたくない「パーソナル・スペース」(個人的空間)というものがあります。

 

アメリカの文化人類学者 エドワード・ホールの研究によると、自分の身体から45cm以内という密接した距離に入るのを許せるのは、家族や恋人などのごく親しい人のみ。満員電車は、このパーソナルスペースを守れない空間であるため、とてもストレスがたまるのです。

 

 

毎日の満員電車で多くの人がストレスを蓄積していることが分かりましたが、そんなストレスを少しでも軽くできる方法はあるのでしょうか?

 

パーソナル・スペースが守れないことに意識を向けてしまうと、イライラが募るばかりです。したがって、満員電車の中では、人はパーソナル・スペース以外のことに意識を向けることで、無自覚のうちにストレスを緩和させているのです。

 

たとえば、音楽を聴いたり、ネットを見たり、考え事をしたり。私たちが満員電車の中で何気なく行っているこうした小さな工夫こそ、メンタルケアにはとても大切なのです。

 

スマホを片手に持つ余裕があれば、 ネットを見たりできますし、本や新聞を広げるスペースすらない過酷な満員電車においてはせめて音楽を聴いたり考え事をしたりして、少しでもストレスを減らしたいですね。

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