「パックご飯」が売れている理由、都会でしか売れない野菜…食にまつわるフシギな話

コラム

citrus 編集部

時代とともに変化していく日本人の食。コメ離れが進んでいるのに「パックご飯」が売れているという背景や、「ラーメンは国民食ではなかった」という意外な事実、いびつなグルメバブルまで…、知られざる食の最前線に迫ります。

 

 

 

■なぜ?「日本人のコメ離れ」と「パックご飯の爆売れ」という矛盾

コンビニやスーパーでよく見かけるパックご飯。実は隠れた売れ筋商品だ。その市場は20年間で、実に5倍も拡大している。パックご飯の生産量は1998年に3万5000トン、2017年には16万1000トンになった(農林水産省 「食品産業動態調査」)。いまどき長期にわたってここまで成長している市場も珍しい。

 

一方で、私たちはコメを食べなくなった。この50年でコメの消費量は半減しているのだ。日本人が一年で食べるコメの量は、1965年に111.7キロ、2016年には54.4キロ(農林水産省「食料自給率に関する統計」)。コメ市場は縮んでいるのに、パックご飯は売れている。

パックご飯を買っているのはいったいどんな層の人々なのでしょうか。そこから日本人の生活スタイルが垣間見えてきます。

 

 

もっと詳しく知りたい方はコチラ>>いったいなぜ?「日本人のコメ離れ」と「パックご飯の爆売れ」という矛盾

 

 

 

 

■「ラーメンは東日本の食べもの」「関西人は納豆を食べない」の真実は?

ラーメンの外食費用を比較すると、多いのは圧倒的に東日本で、“国民食”とも言われるラーメンが実は東日本の食べものであることが分かります。博多ラーメンで有名な福岡県でさえ偏差値47.61で23位です。そういえば佐賀県出身の筆者も、地元ではラーメン屋よりもうどん屋に行く機会の方が多かったように思います。

さらには、食べものの傾向は「東西」での違いだけでなく、「都会と地方」でもみられるのだとか。都会人は食べるけど、地方在住者は食べない野菜とは…?

 

 

もっと詳しく知りたい方はコチラ>>「ラーメンは国民食」はウソだった!? 統計が明かす47都道府県民のリアルな食事情

 

 

 

 

■モンスター化するシェフ、食を知らない困った客。いびつなグルメバブルの行く先は…?

日本人は老いも若きも、食についてのあれこれを語り、発信するようになりました。いわば、グルメブームの着火点と言えるでしょう。これは食べる側だけではなく、料理人にとっても大きな影響を与えることになりました。常に評価され、それが広く発信されることを意識しなくてはならなくなったのです。

おいしそうな料理の写真を撮ってSNSにアップすることに喜びを感じる客、“インスタ映え”を意識するあまり料理のひとつひとつに情報を詰め込もうとする料理人…。ゆがんだグルメバブルはどこまで加速するのでしょうか。

 

 

もっと詳しく知りたい方はコチラ>>モンスター化するシェフ、食を知らない困った客。いびつなグルメバブルはなぜ起こった?

 

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