「ニラレバ」と 「レバニラ」は似ているが別のモノである

コラム

 

Jタウンネット(東京都)が、ちょっと面白い記事を配信していた。レバーとニラ、もやしなどを炒めた、あの定番かつ人気の中華料理をどう呼ぶか──そんなテーマである。

 

その通称は「ニラレバ炒め」と「レバニラ炒め」の二つに分かれる。たとえば、大手中華料理チェーンの『餃子の王将』では「ニラレバ」、大阪王将では「レバニラ」であるらしい。そこで、Jタウンネットが今年の6月8日から8月28日まで読者アンケートを敢行(総得票数555票)! はたして、その結果は……?

 

レバニラ派 78%(433票)

ニラレバ派 22%(122票)

 

「レバニラ派の圧倒的勝利」ってことであっさりと決着。地域別に見ても、ニラレバ派が優勢だった都道府県は一切なかった……のだそう。

 

なお、元々は「ニラレバ」だったのが、漫画やアニメの『天才バカボン』の影響で「レバニラ」が一気に浸透したとの説も紹介されていた。たしかに、私がまだ小学生だったころ、バカボンのパパによる執拗なまでの“レバニラ推し”を漫画やアニメで目にするごとに「レバニラ炒めって美味しそうだなぁ…一体どんな食べ物なんだろう?」と空想は膨らむばかりであった。でも、両親に連れていってもらった中華料理屋で、ようやく念願のレバニラ炒めを食してはみたものの、まだ小学生の舌にレバーのクスリみたいな味はアダルトすぎたのか、少なからずの失望感に打ちひしがれたのを覚えている。もちろん、今は大好物であるのだけれど……。

 

ただし、じつのところ私のなかでは「ニラレバ」と「レバニラ」はきちんと棲み分けされていたりもする。野菜メインでレバーが申し訳程度にしか入っていないのが「ニラレバ」、レバーメインで野菜はレバーに絡んでいる程度なのが「レバニラ」──したがって、ゴメス的には『餃子の王将』や『大阪王将』のソレは「ニラレバ」、『セブンイレブン』のソレは「レバニラ」なのだ。

 

ちなみに、Jタウンネットでは「ニラレバ」と「レバニラ」で記事の表記ルールは特に定まってはいなかったようだが、姉妹サイト『J-CASTニュース』のT編集長にこの結果を伝えると、

 

「尊重せざるを得ない、今後の編集方針に活かします」

 

……と神妙な面持ちでコメントなされたという。そこまで真剣にならんでも(笑)。しかし、私はこういったどーだっていいアンケートをそれなりの手間暇をかけて実現化し、その数字を真摯に受け止める姿勢は決して嫌いじゃない。ネットニュースもツイッターも、もっとこの手の「勉強にはならないが酒の肴にはなる話題」が溢れかえってくれたらいいのに……と思っている。

 

ところで今、私がこの原稿を書いている喫茶店のメニューに「海老ピラフ」があったのだが、はたして「ピラフ」と「チャーハン」の違いは……? 本来「ピラフ」はバターでお米を炒めた後にじっくりと炊いたもの、「チャーハン」は炊いてあるお米を油で炒めたもの……だと聞くが、日本ではその線引きはかなり曖昧だったりもする。

 

あと、同喫茶店のメニューには「Wたまごのナポリタン」ってえのもあったのだが、はたして日本人は「ナポリタン」と「ミートソース」どっちが好きなのか……? 私がネットで知りたいのは、つまりがそういったことなんである。

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