白菜をこよなく愛する男イチオシ!ダシの旨みがたまらない「白菜のシーチキン煮」とは

コラム

撮影:山田ゴメス

いきなりだが、私は白菜が大好きだ。

 

どれくらい大好きなのかと言えば、プロフィールに「好きな食べ物」を記入する欄があれば、「白菜」と「かつお」と書くくらい大好きだったりする。

 

白菜とは、精進料理では大根と豆腐に並び「養生三宝」と呼ばれているらしく、冬の健康維持に欠かせない食材とされている。胃などの消化器系を安定させるはたらきがあり、そのクセの無い淡泊な味わいが、他の食材を引き立てる──いわばバランサー的な特性を持つ野菜である。そして、そんな白菜をこよなく愛するゴメスのハートを揺さぶるレシピを『レタスクラブニュース』が配信していた。「白菜の塩だれサラダ」だ。

 

白菜を食べやすい大きさにちぎって、ごま油とみりんと醤油と混ぜた塩だれをあえ、粗挽き黒胡椒を振りかけるだけ。私だったら、さらにレモン汁を少々加えてみる。いずれにせよ、包丁いらずな、料理には不慣れな男子でも簡単に、(おそらく)美味しくできるお手軽料理のひとつだろう。

 

だがしかし。私はどちらかと言えば、「生」よりも「火を通した」白菜のほうが好みだったりする。


たとえば鍋をするとき、どんな鍋でも私は必ず白菜を迷わず投入する。

 

 

ヘルシーっぽさがめっぽう女子ウケするゴメス自慢の「塩こうじレモン鍋」。白菜はマスト!

 

一般的にはキャベツを使用することがお約束となっている「もつ鍋」や「チーズタッカルビ」ですら白菜! ちなみに、白菜を準主役とする、もっともスタンダードな鍋料理に「豚肉と白菜のミルフィーユ鍋」があるが、一応ミルフィーユ風に白菜と豚肉をサンドイッチしてはみるものの、煮ているうちにぐちゃぐちゃに崩れてしまい、結局はいつも単なる「豚肉と白菜のごった煮」になってしまう。それはそれでとても美味しくはあるのだけれど…。

 

 

ゴメス宅の「チーズタッカルビ」。やはり白菜が見え隠れしている

 

ただ、軽く30は超えるに違いないゴメスの「鍋レシピ」のなかで唯一、白菜を入れない鍋料理がある。「ゴメすき」こと「ゴメスの割り下を使わない関西風すき焼き」だ。白菜から出る大量の水分が、醤油と砂糖、それに牛肉をはじめとする他の食材の味を弱めてしまうからである。

 

 

「ゴメすき」。野菜はネギと三つ葉とクレソンと季節の山菜のみ

 

最後に、私が一番得意とするオススメ白菜料理のレシピを紹介しておこう。

 

■  白菜のシーチキン煮
 
【材料】
・  白菜        :半分
・  シーチキン     :2缶
・  油揚げ       :1枚
・  えのきだけ     :1束
・  醤油もしくはダシ醤油:適量
・  日本酒       :適量
・  みりん       :適量
・  チューブしょうが  :適量

 


つくりかたは、水を張った大鍋に、ブツ切りにした白菜と細切りにした油揚げとほぐしたえのきだけを入れてから、シーチキンをブチこむ。あとは↑の調味料で味付けしておしまい。食材以外はすべてを「適量」とする不親切なレシピで恐縮ではあるが、なんとなくやっているうちに、いつの間にか毎回同じ味になっちゃうのだから、しょうがない。見た目はあまり映えないので、写真の掲載は割愛させていただくが、シーチキンからにじみ出てくる、もはや「クリーミー」と表現しても差し支えない、わかりやすいダシの味がもうたまらんのです!
 

最後に。白菜に含まれているビタミンCは長時間加熱してしまうと、ほとんどが飛んでしまうそうなので、シャキシャキした状態が残っている段階で食べたほうがベターとのこと。また、カリウムなどの栄養素は水に溶けるため、スープも塩分過多にならない程度には飲んでみてださいね(^^)/

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