『スター・ウォーズ』『インディ・ジョーンズ』あともう一作は? 名優"ハリソン・フォード"出演のおすすめ映画3選

コラム

TND幽介

 

■『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977年):SF金字塔の名キャラ

 

ハリソンを語るにうえで避けては通れない名キャラクターが二人いる。そのひとりが、『スター・ウォーズ』のハン・ソロだろう。言わずと知れたヒットSFシリーズ屈指の人気キャラであり、愛嬌たっぷりのアウトローぶりは、もはやポップアイコンと言っていいだろう。

 

――悪の銀河帝国が支配する暗黒時代。秘められた自身の出生と運命に導かれるように、辺境の惑星からの旅立ちを決意する青年ルーク。彼は、アウトローの密輸業者ハン・ソロやレイア姫などとともに、銀河の命運をかけた戦いに身を投じていく…というのがあらすじ。

 

ハリソンが演じるのは、ルークが助けを求める密輸業者ハン・ソロ。軽口を叩き、カネに目がないながらも、ここぞというときに頼りになる快男児だ。タフガイすぎないその隙のある人間味は、ハリソンが後に演じるキャラクターにも共通する魅力と言える。

 

 

■『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(1981年):秘宝を求める考古学者の大冒険活劇

 

ハン・ソロに続き、ハリソンの代名詞的人気キャラクターなのが、“インディ・シリーズ”の主人公インディアナ・ジョーンズだろう。

 

――1936年、考古学者として大学で教鞭を振う傍で、世界中を飛び回り失われた秘宝を追い求める冒険家でもあるインディアナ・ジョーンズ。彼の元に、ナチスによるユダヤ神話の伝説的秘宝のひとつである聖櫃の強奪計画の報が飛び込んでくる。なんとしてでもナチスより先に聖櫃を確保するため、インディは冒険に身を投じていく…というストーリー。

 

名匠ジョン・ウィリアムズが作曲した、思わず気持ちがワクワクと高ぶる名曲をバックに世界をかけるインディの姿に、世界中が熱狂した本作。観客のハラハラさせるハリソンの危機に瀕したときの慌てふためいた表情も、本シリーズの醍醐味なのだ。

 

 

■『刑事ジョン・ブック 目撃者』(1985年):アーミッシュたちの緊迫社会派サスペンス

 

ポップカルチャーになるほどの人気キャラクターを演じてきたハリソンだが、一方で硬派な社会派サスペンスにも多く出演してきた。『刑事ジョン・ブック 目撃者』で彼はアカデミー主演男優賞にノミネートを果たしている。

 

――キリスト教の非主流派であり、牧歌的で前近代的な社会を営むアーミッシュたち。そこで暮らす少年とその母親が、あるとき警察による殺人事件を目撃してしまう。刑事のジョン・ブックは親子を守るため、警察内部の陰謀に立ち向かっていくことに…というのが筋立てだ。

 

初めて村の外に出た少年が目撃したものが、法を守るはずの警察による殺人と銃社会。中盤、怪我によりアーミッシュの村に潜伏することになるジョンが、彼らの生活を通して偏見と文明社会が失ったものに気づかされていく様を、ハリソンの苦みばしった演技が見事に描き出している傑作映画である。

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