キムタク・福山雅治が…? 中年美容男子は10年先の“お手本”を男性タレントに見る傾向にあり
小学館が月イチで発行する、ビジネスパーソン向けの老舗情報誌『DIME』の公式ウェブサイト『@DIME』が、ちょっと面白いアンケート特集を組んでいた。
20代〜40代のメンズコスメに興味がある男性を対象としたもので、冒頭の質問が
「憧れの男性芸能人を教えてください」
……ってヤツであった。で、その「ベスト3」は以下のとおりになる。
【20代男性】
1位:菅田将暉
2位:小栗旬/木村拓哉
3位:山﨑賢人/山田孝之/竹内涼真
【30代男性】
1位:木村拓哉
2位:阿部寛/福山雅治
3位:竹野内豊
【40代男性】
1位:福山雅治
2位:木村拓哉/竹野内豊
3位:阿部寛
とりあえず、2位以下は無視して、各1位のみにスポットを当ててみよう。
20代男性→菅田将暉
30代男性→キムタク
40代男性→福山雅治
まず、最初にこれらの結果をザッと眺めて抱いた率直な印象は、「メンズコスメに興味のある男性」なる括りを加えただけで、こうも見慣れない結果になるのか……という、ちょっとした“意外さ”である。
まあ、20代男子の菅田将暉は、ある程度しっくりとくる。まだモテたい盛りの、“若気の至り”に満ち溢れる彼らが“身近なカッコイイ同年代”に目を奪われがちな傾向は、とてもよく理解できる。しかし、いくら去年末の『グランメゾン東京』(TBS系)や、今年正月のドラマ『教場』(フジテレビ系)あたりからイケオジ路線に上手くシフトし始めているとはいえ、30代男子が「キムタク」をもっとも支持しているって……本当なのか!? 40代男子の「福山雅治」だって違和感アリ。「他にももっと誰かいませんか…?」と、ついツッコミたくなってしまう。10年20年前の『抱かれたい男ランキング』じゃないんだから……。
おそらく、(20代を除く)イマドキの美容男子たちは、やみくもに「ああいう30代、40代になりたいな…」と憧れるのではなく、「自分の10年後の理想的なお手本」すなわち「かなり客観的かつ明確な将来のイメージ」として、「キムタク=47歳」「福山雅治=51歳」をチョイスしているのではないか? そう考えれば「目標」は、よりわかりやすくキャッチーなほうが“今後の美容プラン”も立てやすい。実際、「ご自身のケアで重点的に行っている箇所はどこですか?」との質問に対する回答は、
「顔」 (47.5%)
「体型」 (23.2%)
「ニオイ」(15.4%)
「髪」 (12.4%)
……と、なかなかに的を射た“順位”となっている。「アンチエイジング」目線で語るなら、「薄毛」より断然ケアすべきなのは(=ケアの効果が比較的得られやすいのは)「肌」「トータルシルエット」「体臭・口臭」であるからして……。
では、我々50代男子は、いったいどんな「60代男性芸能人」を目指せばいいのだろう。個人的には、柴田恭兵さん(68)を「10年後のお手本」としてオススメしたい。私にかぎっては「野球が上手い」ってえのが、相当な比重を占めているのだが……(笑)。目指せ! 生涯3割バッター!! 素振り毎日100回!!!