【ガンダム小話】ガトーやドズルってそんなに若いの!? 衝撃年齢設定3選
令和の時代も衰えぬ人気の『機動戦士ガンダム』シリーズ。40年以上の歴史のなかには「え、その見た目と立ち振る舞いでその歳なの!? 」と驚いてしまうキャラも多い。今回はそんな意外な年齢設定キャラをピックアップ。
■アナベル・ガトー:主人公の前に立ちふさがる貫禄の武人キャラは25歳
まずは人気のOVA作品『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場する、ジオン軍の残党デラーズ・フリートの筆頭メンバー、アナベル・ガトーだ。
一年戦争終結後、ジオン軍の残党組織であるデラーズ・フリートと、ペガサス級強襲揚陸艦アルビオンを中心とした連邦軍との激戦を描いた『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』。そんな本作の屈指の人気キャラであるガトーは、“ソロモンの悪夢”の異名を持ち、四字熟語を駆使した名言を連発する武人めいた主人公のライバルキャラクターである。
声優の大塚明夫が放つ激渋男前ボイス、「フ…意気込みはよし。だが相手がヒヨッコではな」などの名言の数々などから、30代~40代くらいに見えるがその年齢はなんと25歳。その驚きの風格は、戦場で幾多の修羅場を重ねた故のものなのだろうか…。
■リュウ・ホセイ:アムロを支え続けたホワイトベースの兄貴分はなんと18歳
次は『機動戦士ガンダム』より、散り際の特攻で多くの視聴者に衝撃と涙を与えた名脇役、リュウさんことリュウ・ホセイだ。もともと民間人であったアムロやカイとは違い、正規軍人であるリュウは、技術面・精神面の両方でホワイトベースになくてはならない存在として活躍を重ねていた。
物語中盤、砂漠地帯でのランバ・ラル隊との銃撃戦で負傷。その後、ラル隊の残党を率いるクラウレ・ハモンたちの戦闘の最中、ガンダムの背後を狙ったハモンのマゼラトップにコアファイターで特攻をかけ、アムロの命を救って名誉の戦死を遂げた人物である。
その兄貴分的な立ち位置もさることながら、大御所声優の飯塚昭三のどっしりと構えた野太い声、その声にぴったりはまる太めの体躯のおかげで、15歳のアムロと3歳しか違わないとはとても思えない風格のリュウ。焼酎のひと瓶くらいやすやすと空けそうな印象だが、こと日本ではお酒すら飲めない年齢なのだから驚愕だ。
■ドズル・ザビ:超巨大MAビグ・ザムを駆るザビ家の猛将は衝撃の28歳
最後も同じく『機動戦士ガンダム』から、ザビ家の三男であり、ジオン公国軍宇宙攻撃軍の司令であり中将。物語終盤の宇宙要塞ソロモン攻略戦では、巨大MA(モビルアーマー)ビグ・ザムで連邦軍を蹴散らす八面六臂の活躍を見せた。
しかし、スレッガー中尉の駆るGファイターの捨て身の特攻と、続くアムロの猛攻を受け、一転して窮地に陥ることに…。だが燃え盛る機体から身を出し、手に持った機銃でガンダムに立ち向かいながら、「やらせはせんぞ! 貴様ごときモビルスーツに、ジオンの栄光をやらせはせん! 」と猛り、爆散するという壮絶な最期を遂げたのである。
TV版では、声優界でも屈指の野太い声を誇った郷里大輔、劇場版では同じくタフネスな声を持つ玄田哲章と、役者が変わっても変わらぬ剛胆ぶりを見せつけてくれたキャラだが、その年齢は28歳。思わず「お前のような20代がいてたまるか! 」と突っ込みたくなってしまう衝撃設定だ。