そういうことか! 宇多田ヒカル『Automatic』MVで“あの中腰”の理由に驚き【1999年のヒット曲ベスト5】

コラム

※画像はイメージです。

 

1999年、ノストラダムスの大予言では7月に地球が滅亡すると言われていたうえ、20世紀もそろそろ終わり…と独特の終焉ムードが漂った年ではないでしょうか。そんな1999年のCD売上ランキングベスト5をご覧ください。

 

 

■5位 『Automatic/time will tell』(12cm)(宇多田ヒカル)…129万枚

 

第5位は、平成最強の歌姫との呼び声も高い宇多田ヒカルのデビュー曲『Automatic/time will tell』。同作は1998年発表ですが、8cm盤と12cm盤に分けて集計をしていたようで、12cm盤が1999年の5位にランクインしました。

 

『Automatic』といえば、宇多田が中腰で歌うMVの印象が強烈ですよね。中腰で歌うに至った経緯について、宇多田は“立ち上がってカメラを引くと見切れてしまうほどセットが小さかったけど、動きを出したかったから”といった理由を、後のインタビューで語っていました。

 

 

■4位 『ウラBTTB』(坂本龍一)…151.9万枚

 

第4位は坂本龍一の『ウラBTTB』。第一三共ヘルスケア『リゲインEB錠』のCMソングとして評判だった『energy flow』を収録しています。

 

また、同作はインストゥルメンタルシングルとして初の週間オリコンチャート1位を獲得。ピアノの優しい音色が心地いいこの作品のヒットをきっかけに、国内には“癒し系ブーム”が到来したそうです。

 

 

■3位 『A』(浜崎あゆみ)…162.2万枚

 

第3位は浜崎あゆみの『A』。この年、浜崎はシングル作品を7枚リリースしているにも関わらず、同作は日本たばこ産業『桃の天然水』のCMソングであった『monochrome』ほか4曲を収録した、濃密な1枚になっています。

 

意欲的な活動の結果、この年、浜崎は大躍進を遂げました。若い女性を中心に絶大な支持を受け、時代を代表するカリスマ的存在になりましたよね。

 

 

■2位 『Winter,again』(GLAY)…163.8万枚

 

1999年も売り上げベスト5にGLAYの楽曲がランクイン。『Winter,again』は『JR SKI SKI』のキャンペーンソングでした。『JR SKI SKI』は大ヒット“雪ソング”の登竜門でしたよね。

 

同曲はGLAYのメンバーらの出身地である北海道が主題になっており、MVも道内で撮影されています。歌詞にあるフレーズ“生まれた街のあの白さ”も、北海道で結成されたGLAYが演奏しているからこそイメージが膨らみます。

 

 

■1位 『だんご3兄弟』(速水けんたろう、茂森あゆみ、ひまわりキッズ、だんご合唱団)…291.8万枚

 

第1位は『だんご3兄弟』です。同曲は子供向けテレビ番組『おかあさんといっしょ』(NHK)から誕生し、あっという間に子供だけのブームを超えて社会現象になりました。その勢いで、のちにトリプルミリオンを達成。

 

ちなみに当時、元プロボクサー・輪島功一が自身の経営するだんご屋で『だんご三姉妹』と名付けた商品を販売、ヒットさせたそう。同じようにヒットにあやかるだんご屋が続出し、業界にも大きな影響を与えたようです。

 

――1999年は、子供向けの楽曲やインストゥルメンタルの楽曲が大ヒットするなど、音楽チャートの雰囲気が例年と少し違った年だったようです。これには独特の終焉ムードも関係していたのかも…? 


 

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