すぐ多忙さにかまけてしまうのは違う?「ハイスペック男子」って、どんな男子のことなのか…あらためて熟考してみた!

コラム

 

「おしゃれと恋で、もっとかわいく」をコンセプトとする女性向けのネットメディア『ハウコレ』が『いろいろあるんです。「ハイスペック男子の恋の悩み」5選』なるタイトルの記事を配信していた。とりあえず、その「5選」とは以下のとおりであった。


 
(1) 忙しくてなかなか彼女に会えない

(2) 休みの日は寝てたい

(3) 理解してもらわないと続かない

(4) そもそも彼女ができない

(5) 付き合いで遅くなるのは許してほしい

 

結局のところ(1)〜(5)まで、すべてが「忙しい」に帰結する、言い回しを表面的にいじくっただけの「悩み」ばかりで、わざわざ「5選」に分類する必要もないのでは……と、ついついツッコミたくなる内容ではあるけれどw、そこらへんはまあいい。じゃあ、この「忙しすぎて彼女に会えない、ゆえに関係が続かない、もしくは彼女ができない」という「ハイスペック男子」って、具体的にはどういう男子のことを指すの……? 今日は、あらためてそういうことを考察してみたい。

 

まず「ハイスペック」とは、当たり前のこと「スペックが高い」という意味である。そして、「スペック(spec=specificationの略)とは……『広辞苑』には「機械の構造や性能を表示したもの。仕様。または仕様書」とある。つまり、「機械」を「男子」に見立てて意訳したもので、「ハイスペック男子」とはイコール「高い性能・仕様を持つ男子のこと」を指す……と、解釈してかまわないだろう。

 

私の友人に、女子のあいだから「スペックお化け」と呼ばれている男子がいる。その男子は身長約190㎝で、でっくん(東出昌大)似の甘いマスクとジュ〇ンボーイに選ばれたこともあるモデル並みのボディバランスを持ち、それなりの一流大学を卒業してから、年収も高額な一流企業に就職し、格闘技にサーフィンに野球に……とスポーツ万能で、最近は都心ど真ん中のオシャレエリアにフルリノベしたマンションを購入した……。こうやって「仕様書」にまとめてみると、たしかに圧巻で、我が友人ながら、いかにも “優れた性能の持ち主” 風にも思えてくる。

 

だがしかし! 恋愛したいのに「恋愛するヒマがない」と、すぐ多忙さにかまけてしまうような日常を過ごすサッドな男子を、安易に「ハイスペック男子」と称してしまうのは、はたして正解なのか?

 

私に言わせれば、このクラスは「ミドルスペック男子」──これらの錚々たる “性能” を備えながら、なおかつ “有り余る時間” を擁することができる、すなわち「スケジューリングに自由度がある男子」こそが真の「ハイスペック男子」だと、私は定義する。

 

「そんなヤツいねえよ!」といった反論だってあるに違いない。そう。そんなアラブの王子様みたいな男子は、少なくともここ日本社会においては、そう簡単に実在できない。実在できないのだから、どうか婚活に励む女子の皆さま! 「ミドルスペック男子」の振り幅をホンのちょっぴり “妥協側” へと広げるか、「お金はないけど時間だけは膨大にある」私のような「ロースペック男子」で手を打つ感性を、今一度育んでみてはいかがでしょう?

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