【涙腺崩壊】花道の成長はダンクでもリバウンドでもなく…スラムダンク名シーンまとめ

コラム

citrus 編集部

 

■バスケマンガの金字塔「スラムダンク」の涙腺崩壊エピソード!

 

国内累計発行部数が1億2000万部以上という、驚異的な記録を打ち立てているスポーツマンガの金字塔『スラムダンク』。不良だった赤髪のバスケ初心者・桜木花道が、湘北高校バスケットボール部に入部し、強豪校のライバルらと対戦しながらメキメキと頭角を現していく物語に、多くのファンが魅了されたものです。そんなスラムダンクには涙なくしては読めない名シーンが多数あります。そこで本記事では、スラムダンクの涙腺崩壊エピソードをまとめました!

 

 

■「戻れっ!! センドーが狙ってくるぞ!!」に見えた花道の進化と真価

 

 

神奈川県高校総体バスケット男子決勝リーグ、湘北VS陵南。天才・仙道彰や2m越えの主将・魚住純を擁する陵南とのこの試合で、勝利したほうが全国大会出場の権利を手にするという、神奈川大会の最終決戦です……! この試合で主人公・花道がバスケットマンとしての進化・真価を発揮するシーンがあるんですよね。それは、花道がリバウンドを制するところでも、レイアップで得点するところでも、ダンクをぶちかますシーンでもありません。

 

それは試合終了まで残り10数秒を切った場面。ゴリのシュートがはずれ、そのこぼれ球を花道が強引にダンクでねじ込んだ直後です。点差を4点に広げ決勝点となったそのダンクももちろん胸熱なのですが、花道の進化・真価はその直後の言動に集約されていました。

 

「戻れっ!! センドーが狙ってくるぞ!!」

 

そのセリフの後、仙道はボールを受け取りますが、結局何もできないまま試合終了。湘北は花道がダンクでねじ込んだ4点差を死守し、花道のバスケットマンとしての精神の進化・真価を見せつけ、全国大会出場の切符を手にするのでした。作中で陵南と戦うのはこれが2度目。1度目の練習試合では湘北は敗北を喫しています。花道の成長がうかがえる1度目の陵南との試合が気になる方は、記事「【涙腺崩壊】『スラムダンク』花道の成長はダンクでもリバウンドでもなく…○○○でわかる!」をご覧ください!

 

 

■三井と安西先生の伝説の名シーン!!

 

 

中学時代、神奈川県のMVPに選ばれるほど注目のバスケットボールプレーヤーだった三井寿。彼は中学3年時の神奈川県大会決勝戦で、湘北高校の安西先生に出会い、強豪高校からの誘いを蹴って湘北に入学したという経緯の持ち主です。

 

三井のチームは神奈川県大会決勝戦のラスト12秒、1点差で負けており、しかも相手ボールという劣勢の状況。三井自身も内心「もう勝てない」と思っていたところ、来賓席に来ていた安西先生から、あの有名な言葉を掛けられるんですよね。

 

「最後まで……希望を捨てちゃいかん」

「あきらめたらそこで試合終了だよ」

 

この言葉を聞いて奮起した三井は、奇跡の逆転劇を演じ見事優勝! MVPに選ばれたのでした。その後の三井と安西先生との名シーンや、影でファインプレーをかました木暮公延のシーンが気になる方は、記事「『スラムダンク』三井の「バスケがしたいです」発言を引き出した本当の人物はこの人だった…名シーンに思わず涙腺崩壊してしまう…」をご覧ください!

 

 

■田岡監督の「侮ってはいけなかった」が涙腺崩壊スイッチ

 

 

天才・仙道彰や2m越えの主将・魚住純を擁する陵南とのこの試合で、勝利したほうが全国大会出場の権利を手にするという、神奈川大会の最終決戦です……! この試合の終盤、感動シーンが多い『スラムダンク』の中でも、屈指の涙腺崩壊シーンと名高いのが「メガネ君」(及び、その前の回である「素人・桜木2」)の回でしょう。

 

メガネ君こと木暮公延は湘北高校バスケ部の副キャプテンですが、身体の線が細めで、温厚でどこか気弱なイメージもある人物。湘北に赤木剛憲、三井寿、宮城リョータ、流川楓、桜木花道の5人が揃ってからの物語中盤以降は、スタメンからも外れていました。そんなメガネ君ですが、試合終盤、体力の限界を迎えた三井と交代する形でコートへ。けれど、この試合の当事者たち目線で見ても、読者目線で見ても、湘北のスタメンや陵南のスタメンと比べ、 “格落ち” 感は否めず、それを最も感じていたのは、陵南の監督・田岡茂一でした。

 

田岡は小暮を “湘北の不安要素” と考え、陵南の選手・池上に「赤木・流川にボールが渡ったら必ずWチームにいけ小暮はある程度離しといていい!!」と指示を出すのです。その直後、花道がパスカットに成功! 池上は流川へのパスを警戒し、流川のマークにつきますが、そのため小暮がフリーに…! (流川が嫌いな花道は迷わず)小暮にパスを出し、小暮は冷静に3Pシュートを放つのです……!! 小暮の手から離れたボールは、きれいに放物線を描き、見事にスウィッシュ。4点差にするのでした。小暮を称え歓喜する湘北メンバーを見ながら、田岡はこう後悔の念を心の中で呟きます。

 

「あいつも3年間がんばってきた男なんだ。侮ってはいけなかった」と。

 

そんな涙腺を壊しにかかってくるセリフを放つ田岡監督の漢気に溢れるエピソードが気になる方は、記事「【涙腺崩壊】『スラムダンク』メガネ君(木暮公延)の3Pシュートの感動をお膳立てした、○○の言葉」をご覧ください!

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