「町中華女子」が今、話題!?その意味をあらためて定義し直してみるとこうなった!
ぴあ株式会社が運営するオウンドメディア『ウレぴあ総研』が『いま男性が結婚したい「町中華女子」って何?』なるタイトルの記事を配信していた。
いつ訪れても安心感があって、何度食べても飽きない美味しさがあり、気取らずに楽しめる──町中華はいつの時代も皆に人気ですが、実はこれって男性が結婚相手に求めることと一緒なのです。
……みたいな冒頭文からはじまり、「町中華女子」の特徴を羅列する内容であった。とりあえず、文中にあった「5つの特徴」を以下に記しておこう。
(1) 人と会話するのが好き
(2) 見栄を張らず、いつでも素の自分をさらけ出している
(3) 聞き上手であり、話し上手でもある
(4) ネガティブな言葉を口にしない
(5) くだらないことにも笑う
まず、「町中華女子」とは、なかなかにキャッチーでわかりやすく、秀逸なネーミングだと思う。テレビとかで紹介されたら、一気にトレンドワードの仲間入りができるんじゃないか。ただ、残念ながら「特徴」がいささか弱い。「町中華」の概念を辛うじて体現しているのは、(2)の「見栄を張らず、いつでも素の自分をさらけ出している」ってくだりだけ……? 残りの4つは、単なる「庶民的で気さくなねえちゃん」の“解説”にとどまっており、「庶民的=町中華」といった定則しか導き出せていない……との印象を受けた。せっかく知恵を搾って捻り出したナイスな造語なんだから、もうちょっとだけ「町中華」“ならでは”の傾向的な項目を付け加えてみてはいかがだろう? なんか、むっちゃエラそうな物言いではあるけれど(笑)。上から目線ですみませんm(_ _)m
ってなわけで、私が考える「町中華女子」の“条件”は、次のような感じである。
・ 適度な不潔への耐性が強い
脂でぬるぬるしたテーブルや床も平気! 美味しいモノを食べるためには、そういった“デメリット”をスルーできるくらいの図太さを備えている。過度な潔癖症は論外……だが、ゴキブリがチャーハンに普通に入っていたりする“大いなる不潔”には、さすがに耐えられない。
・ 化学調味料への耐性も強い
オーガニックにこだわりすぎず、コストパフォーマンスや調理の合理性などを総合判断したうえで、「化学調味料も時にはアリ」との決断をくだせる、良い意味での適当な性格。ちなみに「化学調味料は体に悪い」という科学的証明は現時点では成されていない……との説もある。
・ 駅前の目立った一等地にあるわけではない
たとえば、合コンでセンターに陣取るパリピ系美女というわけではなく、端の席でひっそりと座り、べつだん目立ったファッションや発言をするわけでもないのに、なぜか必ず男性メンバーの何人かはなびいてしまう、そんな女子。
・ 熾烈な生き残り競争から疎外されている
両親から大切に守られながら、すくすくと育ったがゆえ、周囲に流されず「自分は自分」という、ある種のマイペースを貫くことができる。
・ 常連を大切にする
八方美人ではなく、身近な人から慈愛を振りまく、まさに等身大な存在。
以上……さあ、皆さんも一緒に流行らせましょう! 町中華女子!!