【北斗の拳】兄よりすぐれた弟なぞ存在しねぇ! ジャギ様の外道すぎるお言葉3選

コラム

TND幽介

 

荒廃した世紀末を舞台に、北斗神拳の使い手・ケンシロウの流浪の旅を描いた週刊少年ジャンプの名作漫画『北斗の拳』。強烈個性の悪役が数多い本作のなかでも、ビジュアルと徹底した卑劣ぶりで人気なのが“ジャギ”。今回はそんな男の名台詞3つを選んだ。

 

 

■「おいおまえ! おれの名をいってみろ!!」

 

まずはジャギ最大の名台詞として名高い、第5巻でのこの名言を紹介したい。北斗神拳の伝承をめぐる後継者争いの中で、ラオウ、トキ、ケンシロウと共に研鑽を重ねていたジャギだったが、その実力は兄弟の中でも最下位だった。おまけに伝承者に選ばれたのは、かねてより敵対視していた義弟のケンシロウ。このことにジャギは我慢がならなかった。

 

怒りに燃えてケンシロウを襲撃したジャギだったが、あえなく返り討ちに遭い、頭部を醜く膨張させられてしまう。この攻撃で消えぬ痛みと恨みを植え付けられたジャギは、恐ろしい鉄仮面を被り、やりたい放題の悪行に手を染めるようになっていく。

 

ケンシロウへの憎しみが渦巻くジャギは、すでに出回り始めていたケンシロウの救世主伝説を逆手に取り、あえて自分の胸にもケンシロウと同じ北斗七星の傷をつけた。そして、彼になりすまして出会う人々に上記の問いを投げかけ、暴虐の限りを尽くしたのだった。

 

 

■「兄よりすぐれた弟なぞ存在しねぇ!!」

 

次も同じく第5巻から、ジャギのケンシロウへの憎悪が滲み出たこの台詞を紹介したい。ある日、ジャギの一味がとある民間人のグループを襲撃している最中、一味のメンバーと民間人の幼い兄弟がぶつかってしまう出来事が発生する。

 

難癖をつけるジャギ一派に、兄弟の弟は手負いだった兄を庇おうとする。その時、村の老人が兄弟を守ろうと現れ、「ほんとうに ほんとうによくできた弟なんです!!」と必死の説得を試みてしまう。

 

この発言を聞いていたジャギは突如、「よくできた弟~~~~~!!」と叫びながら激昂!! 上記の台詞を続けて連行し、弟の足に巨大な石をくくりつけ、炎天下の荒野で彷徨わせるという拷問にかけてしまう。ケンシロウは後に、瀕死の弟を偶然見つけるも、あえなく弟は死亡……。ケンシロウはジャギへの怒りを募らせるのだった。

 

 

■「これがきさまの地獄行きの旅の始まりだあ」

 

最後は、第5巻の終盤でジャギが散り際に放ったこの台詞を推したい。ジャギの非道に怒りを燃やすケンシロウは、ジャギの根城に単身乗り込んでいく。

 

ついに相対したケンシロウに、ジャギはケンシロウの友人であったシンを唆し、ケンシロウの婚約者であるユリアを誘拐するように仕向けた犯人が自分だと告白。余裕をかましてケンシロウに挑むジャギだったが、放浪の旅で力をつけていたケンシロウには敵わず、劣勢に追い込まれてしまう。

 

ケンシロウにとどめの一撃として、全身の痛覚を極限まで高める北斗神拳の奥義の一つ“醒鋭孔”を食らってしまったジャギ。しかし、ジャギは最後まで改心することはなく、「おわりだとバカめぇ~~ これがきさまの地獄行きの旅の始まりだあ~~~~~!!」と叫びながら爆散。シリーズ屈指の外道として散ったのだった。
 

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