【ルパン三世】緑でも赤でもない…最近のルパンは青ジャケット!? 華麗なるジャケ変遷

コラム

citrus ダン・ブルウッド

 

1971年のテレビアニメ化から50年近くも愛され続けている『ルパン三世』シリーズ。その主人公であるルパン三世が羽織っているジャケットが、実はテレビシリーズごとに変わっていたことをご存知だろうか。今回はそんなルパンのジャケットの変遷を紹介!

 

 

■グリーン、レッド、ピンク、ブルー…さまざまなジャケットを着こなすルパン!

 

1971年~翌1972年まで放送された『PART 1』では、グリーンのジャケットだったルパン。1977年~1980年の3年間放送された『PART 2』のルパンは、レッドのジャケットを纏っていた。特にレッドジャケットのルパンは長きにわたって活躍したことから、多くの方が思い浮かぶのではないだろうか。

 

1984年~翌1985年に放送された『PART 3』では、ピンクのジャケットを着たルパンが活躍。1989年からほぼ毎年製作されているテレビスペシャルのほとんどの作品では、『PART 2』と同じくレッドのジャケットで登場している。

 

2012年放送のスピンオフ『LUPIN the Third ~峰不二子という女~』ではグリーンのジャケットで登場したルパン。『PART 3』から実に30年ぶりのテレビシリーズとなった、2015年~翌2016年放送の『PART 4』ではブルーのジャケットを纏って活躍。2018年に放送された『PART 5』ではやや淡い色合いとなったが、『PART 4』と同じくブルーのジャケットを着用していた。

 

 

■映画ではレッド、OVAではグリーンがメイン。近年はブラックジャケットも登場

 

『ルパン三世』シリーズはテレビだけでなく、現在までで6本の映画と7本のOVAが製作されている。

 

映画ではほとんどの作品でレッドジャケットを着用しているが、1979年公開の第2作『カリオストロの城』ではグリーン、1985年公開の第3作『バビロンの黄金伝説』ではピンクのジャケットを纏って登場。

 

OVAではグリーンのジャケットで登場する機会が多かった。だが、2014年の『次元大介の墓標』ではブルー、2017年の『血煙の石川五ェ門』と2019年の『峰不二子の嘘』ではブラックのジャケットで活躍した。

 

 

■シリーズ屈指の異色作! 『GREEN vs RED』ではグリーンとレッドのルパンが対決!?

 

さまざまな作品が生み出されている『ルパン三世』シリーズだが、そのなかでもOVA第3作『GREEN vs RED』は異色の作品としてファンの間で有名だ。なんとこの作品では、グリーンジャケットのルパンとレッドジャケットのルパンが対決するのだ。

 

そもそも『GREEN vs RED』は世界観自体が従来の『ルパン三世』シリーズと一線を画しており、世界中の泥棒たちがルパン三世を“自称”して活動しているという設定のため、無数のルパンが登場するのだ。物語の主人公のヤスオもまた、本物のルパン三世になろうとしている人間たちの一人という設定である。

 

ルパン三世とは何者なのかを問う、哲学的なテーマを内包した『GREEN vs RED』。好みに合うか合わないかがハッキリと別れる作品ではあるが、シリーズの中でも刺激的な内容であることは間違いないだろう。
 

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