「最近、一般男性と結婚する女性芸能人が多くなった理由」より、もっと知りたいことがある!
あらためてここ数年結婚を発表した女性芸能人の面々を見てみると、石原さとみをはじめとして、成海璃子や新川優愛、元AKB48の篠田麻里子……ほか、「相手が一般人」というケースが増えてきているのではないか──そういうことを『デイリー新潮』で、コラムニストの冨士海ネコさんが論じていた。
ネコさんの分析によると「一般男性との結婚」は、女性芸能人にとって多くのメリットがあるという。その「メリット」とは、大雑把には以下のとおりであった。
・相手が芸能人などの著名人だとお互いが誹謗中傷にさらされるリスクが2倍になる
・一般人が交際相手ならデートも圧倒的にバレにくくなる
・「意外と庶民的なのね」と好感度が上がることもある
あと、自身と同様に相手が芸能人などの著名人である場合、一方にとっては言われのない不祥事なのに、夫婦揃って仕事に影響が出てしまう……なんてケースもなくはない。かつて、不倫をしでかしてしまった東出昌大のせいで、「円満な家庭」をアピールしていた妻の杏までが「CMで使いづらいタレント」になってしまったのは、まだ記憶に新しい。仮に、東出が一般人だったら、少なくとも“当事者”じゃない杏にまで被害は及ばなかったのではなかろうか。
一般人なら芸能マスコミも追及を手加減せざるを得ない点も見逃せない。たとえば、石原さとみの旦那さんが不倫をして、夫婦仲に亀裂が入ったとしても、その不倫相手を徹底的に穿り出されることはないはず……。ゆえに、世間の鎮静化も東出&杏夫婦のときより速やかかつスムーズであるに違いない。
そして、なによりも「カワイイ」「キレイ」「カッコイイ」で売っている男女問わずの芸能人にとって、“異性のファン離れ”を最小限に食い止められるのが大きいと思う。「結婚」を大々的に公表する必要も義務もないので、時間が経てば「あれ? このヒト結婚してたんだっけ?」ってな感じに、“既婚”の事実を風化させることだって可能なのだ……と、「最近、一般男性と結婚する女性芸能人が多くなった理由」を挙げるのは、もうこの程度で十分であろう。そんなことより、私は
「いったい一般人男性が、なにをどうやったら石原さとみとかと出会えるのか!?」
……のほうがずっと気にかかる。そりゃあ「一般人」とは言っても、タネを明かせば青年実業家(←死語?)だったり、IT長者(←半死語?)だったり、外資系企業勤務の高収入ビジネスパーソンだったり、毛並みと血筋がハンパないスーパー二世だったり……みたいな「やっぱりね…」的ケースが大半なことぐらいはわかっている。にしたって、同じ業界で働く芸能人同士が恋仲に落ちて“職場結婚”へとゴールインするのとは訳が違う。ましてや、相手は現場はおろか、プライベートまでをも事務所やマネージャーとかに徹底管理されている芸能人である。“出会い”の確率は「0.0000…」と、カンマ以降に「0」が「線路は続くよ」と言わんばかりに並ぶ絶望的な数字となってしまうのではないか? とりあえずはまず、長澤まさみあたりが、マネージャーも取り巻きも同行ぜずに独りで飲みに行くバーのような場所から教えていただきたい!