【雑学】「おざなり」と「なおざり」の違い、知ってる?

コラム

citrus 編集部

 

「おざなり」と「なおざり」。どちらの言葉も何となく「いい加減な状態」という意味はわかるけど何が違うのかイマイチはっきりしない、という方も多いのではないでしょうか? 実は、この2つの言葉には明確な違いがあります。

 

おざなりは、漢字で御座形と書きます。「座」はお座敷のこと、「形」はその場のさまを指していてます。もともとは宴会(お座敷)でその場の雰囲気にあわせて適当にやり過ごすさまを指していた言葉です。そこから転じて、今では「物事をいい加減に済ませる、場を取り繕う」という意味で使います。つまり、いい加減ではあるが、何かしらの対応がされているときに使う言葉です。

 

一方、なおざりは「成り行きにまかせ、手をつけずに放っておくさま」という意味です。つまり、放っておいて何もしないときに使う言葉です。漢字では同じ意味を持つ「等閑(とうかん)」という漢語からの当て字で「等閑(なおざり)」と書きます。

 

例文をあげると意味の違いがわかりやすいかもしれません。いかがでしょうか。

 

「課題をおざなりにする」→ 課題を(いい加減に)やっている

 

「課題をなおざりにする」→ 課題をやっていない

 

知らなかったという人は、これを機に覚え、正しく使えるようになれるといいですね。

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