「次のビジネスチャンスは音声」と予測 キンコン西野の着眼点が鋭すぎる

コラム

 

お笑いコンビ『キングコング』の西野亮廣(40)が11月10日放送の『華丸大吉&千鳥のテッパンいただきます!』(フジテレビ系)に出演し、自身のビジネス論などを語っていた。

 

西野曰く、「次に狙うべきネットビジネス」は「音声」であるらしい。理由は以下のとおり。

 

YouTubeなどの動画コンテンツは膨大にあり、一日24時間が増えることはない。その空いてる時間をみんなで取り合っているレッドオーシャンになっている。

 

空いてるのは耳。歌なのか漫才なのかテレビなのかは、まだわからないけど、「ながら聞き」ができる音声コンテンツに成長を感じている。

 
そして、上述の分析にならい、すでに西野は音声メディア『Voicy』の株主にもなっており、みずから配信も。「音声はテレビや動画よりもお客さんとの距離が近く、共創関係をつくるメディアとしては優秀」と、その可能性に大きな期待を寄せているという。

 

じつに鋭い読みだと感心した。ただ、「ながら聞きができる音声コンテンツ」ってえのは、具体的にはどういったものなのか? まあ、それが瞬時でビシッと思いつくなら、私はとっくに大金持ちになっているだろうし(笑)、キンコン西野は「まだ公表していないだけ」で、すでに“正解”へとたどり着いているのかもしれない……。

 

「耳なんて、とっくに“音楽”で塞がってるじゃん!」と突っ込む意見もあるだろう。でも、おそらく西野はそういうことを言っているのではないような気がする。なぜなら、音楽は原則として自身が好みの曲やアーティストを“選択”して聴くものゆえ、それなりの集中力を持っていかれてしまう。すなわち「ながら」には向いていないのだ。ちなみに、私は音楽を聴くときは音楽のみに完全集中したいので、原稿を書き「ながら」だとか、電車に乗り「ながら」聴くということは絶対にしない。聴くときは大きなヘッドフォンを装着し、大音量で……。聴き「ながら」できるのは、ぜいぜいコーヒーかお酒を飲むくらいである。

 

もしかすると、こういうこと……なんでしょうかね? 西野さん。たとえば、Googleマップの道案内を100%音声のみでやってくれる……とか? 「歩きスマホは危険です」とはよく注意されるが、Googleマップを見ながら目的地に向かうときって、「見ながら歩く」しかないじゃないですか。で、その音声を「声が好きな有名人ランキング」あたりでトップ3になったヒトに担当してもらう。もちろん「約5分間はまっすぐです」なんて場合は、そのひまつぶしとして、いろんな(一人)雑談を……。参考までに、声のプラットフォーム『コエステーション™』を展開するコエステ株式会社によるアンケート調査「声が好きな有名人ランキング2020」のベスト3を、男女別に紹介しておこう。

 
【男性】

1位:福山雅治

2位:川島明(麒麟)

3位:竹内豊

 

【女性】

1位:石原さとみ

2位:新垣結衣

3位:天海祐希

 
個人的には、今回は惜しくも4位の座に甘んじていた綾瀬はるかの、コロコロと鈴が鳴るような声が私は大好きなのだが……逆に、楽○モバイルの米倉涼子の甲高い声だけはカンベンしてほしい?

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