キーワードは「ですよね」? どんな相手からも信頼される "心の" ボディランゲージとは…

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目の動きやボディランゲージに続き、ウィズコロナ、アフターコロナのコミュニケーション術の5回目は、「心のボディランゲージ」です。これからの時代、仕事や、家庭など、いかなる状況でも、様々な相手とコミュニケーションを取らなければなりません。どんな相手ともコミュニケーションを取れる「心のボディランゲージ」のテクニックを、今回は2つ紹介したいと思います。

 

 

1つ目は「傾聴」です。

以前、日本でも有名なベテランの心理カウンセラーを取材したことがありました。その先生に対して、ある女性が泣きながら悩みを打ち明けていました。先生はその女性の悩みをうなずきながら黙って聴いていました。すると、その先生はたったひとこと、「ですよね」と言ったのです。この言葉を聞いた女性は、泣き止んで、すうーっとした表情で帰って行きました。

 

「ですよね」は、相手を受け入れ、相手の気持ちに寄り添う意味が含まれます。とてもいい言葉なのですが、ここで重要なのが「うなずきながら黙って聴いていた」ということです。これこそが「傾聴」です。とにかく、相手の話を最低限ワンストーリーは黙って、口を挟まずに聞いてください。口を挟まずとは、否定をせず、アドバイスもしないことです。

 

「傾聴」には、相手に話をさせることで気持ちを整理させ、現状を打破する方法を自身で見出させる効果があります。誰かの相談に乗るときには、話をじっくり聞くことに専念すれば、相手は自分の気持ちや状況を話しながら整理でき、解決方法を次第に自身で見つけ出していきます。

 

ちなみに聞き上手は、男性からも女性からも圧倒的にモテます。聞き上手の上司は「あの人は私の話をじっくり聞いてくれる」と信頼と評判が高まります。コミュニケーションの基本中の基本といえるかもしれません。

 

 

そして、2つ目は「自己開示」です。

 

ありのままを正直に伝えると、相手も自己開示をしてくれます(返報性の原理)。したがって、相手のことを知りたければ、まず自分の方から自己開示することが大切です。

 

自己開示の中には、弱み、失敗談、秘密があります。自分の弱みを適度に見せると、相手は親近感を抱いてくれます。あえて自身の失敗談を語り、共有感を持たせましょう。人は誰も成功談など聞きたくありません。失敗談ほど最強の武器はないのです。

 

ふだんから失敗談を3つほど用意しておきましょう。その中でこれというものを1つ選んでおくのです。相手が喜ぶのは間違いありません。その人と親密になりたければ、自分の秘密を打ち明けるのが一番です。「ここだけの話」に人は弱いものですから。

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スポーツジャーナリスト

瀬戸口仁

1960年2月25日、東京生まれ。サンケイスポーツ新聞社でプロ野球を11年間担当。独立して1993年に渡米し、ニューヨークを拠点に13年間、メジャーリーグ、とくに日本人メジャーリーガーを取材。日本の新聞、雑誌、サイ...

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