【タカラトミー商品のトリビア3選】『人生ゲーム』のお札に描かれてるあの人達は実は…

コラム

 

 

前身である「タカラ」、「トミー」の時代から数々のヒット商品を輩出している玩具メーカーの「タカラトミー」。しかし、超有名商品でも、その裏側は意外と知られていないもの。今回はタカラトミーのおもちゃにまつわるトリビアをご紹介する。

 

 

■黒ひげ危機一髪/もともとのルールは今と逆だった!?

タルに剣を刺して、中の“黒ひげくん人形”がいつ飛び出してくるか分からないスリルを楽しむおもちゃ「黒ひげ危機一発」。1975年に発売されて以降、45年もの間子どもたちに親しまれており、近年はタルの中の人形がディズニーキャラクターや人気アニメのキャラクターにアレンジされた商品も販売されているようだ。

 

そんな「黒ひげ危機一発」だが、発売された当初は縛られた黒ひげのロープを切って救出するという設定だったため、“人形を飛び出させた人が勝ち”だったのだという。ところが、フジテレビ系で1976年~1988年の間放送されていた番組『クイズ!ドレミファドン!』で、本来のルールとは真逆の使い方がされたため、“人形を飛び出させた人が負け”というルールが浸透した。

 

その後、1979年に飛び出させた人が勝ちか負けかはユーザーに任せるという形にルールが変更され、1995年には現在のルールへと正式に変わったのだという。

 

 

■人生ゲーム/お札に描かれているのは当時の開発者!

タカラ時代からのロングヒット商品「人生ゲーム」は、1960年にアメリカで誕生した「THE GAME OF LIFE」を日本向けにアレンジした、1968年発売の商品だ。ゲーム内ではおもちゃのドル紙幣のやりとりがあり、子ども心に本物のお金をもらっているようなワクワク感を覚えた人も少なくないはずだ。

 

「人生ゲーム」のドル札の透かし部分にあたる箇所には、それぞれ人物の絵がプリントされている。実はこの人たち、「人生ゲーム」の原型である「THE GAME OF LIFE」の開発者や、開発当時にアメリカで人気のあったタレントを起用しており、発売以来変わっていないのだという。つまり、知らず知らずのうちに現代の子供たちと開発者が「人生ゲーム」を通して顔を合わせているというわけだ。なんともロマンチックな話ではないだろうか。

 

 

■リカちゃんでんわ/社員の“神対応”をきっかけに誕生!

タカラトミーが誇る不動の人気キャラクター「リカちゃん」。1967年に発売すると、子どもたちにとってたちまち憧れの存在となり、翌年リカちゃんの声が聴けるというテレフォンサービス「リカちゃんでんわ」がスタートした。

 

この「リカちゃんでんわ」だが、スタートしたきっかけとなったのは、1967年にかかってきたとある一本の電話だった。「リカちゃんはいますか?」という女の子からの電話に対して、受話器を取った女性社員が咄嗟にリカちゃんを演じて応答したことがきっかけで、リカちゃんとおしゃべりができるとの噂が広がり電話が殺到。1968年に「リカちゃんでんわ」が誕生したという。女性社員の神対応が、多くの子供たちに夢を与えたのだ。

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