令和じゃ無理!? 昭和&平成だから言えた?『こち亀』両津勘吉の暴言集

コラム

昌谷大介

 

 

1976年から2016年まで約40年間連載し、単行本が200巻刊行されているギャグマンガ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(通称、『こち亀』)。アニメ版も長年親しまれていた同作の主人公・両津勘吉は、警察官でありながら、とんでもない伝説の暴言を数々残しているのです!

 

今回はそんな両津の暴言を5つ紹介していきましょう。

 

 

■「こういう守銭奴は10回くらい死んだほうがいいよ」

自分の趣味が高じて、骨董詐欺グループに500万円支払ってしまった両津の上司・大原部長。両津の同僚で美人警官の麗子も、部長に対して「ひどい 両ちゃんは人の為に使ったのに 部長は自分の欲のために使うなんて…」とドン引き。

 

そこに追い打ちをかけるように両津が部長にかけた言葉が、「金の汚さが顔に出てるだろ」、「こういう守銭奴は10回くらい死んだほうがいいよ」でした。

 

まぁしかし、このとき両津は裏でもっと守銭奴的なことをしていたという、お約束の展開がオチでしたが……(笑)。

 

 

■「東京は てめえみてえな百姓がくる所じゃねえ さっさと帰りやがれ!」

両津が競馬で負けてイライラしていたところ、ある一般人が交番を訪ねてきます。

すると両津は「競馬で スって頭にきてる時にゴタゴタぬかすと 本当にぶっ殺すぞ!」、 「だてに拳銃をぶらさげてるんじゃねえんだぞ!」、「東京は てめえみてえな百姓がくる所じゃねえ さっさと帰りやがれ!」、「新潟で米でも作ってろ!」と矢継ぎ早に怒鳴り散らし、追い返してしまうのです。

 

物語初期のエピソードとは言え、過激すぎますよね(笑)。

 

 

■「(政治家は)何かあるとすぐ 秘書を身代わりにするだろ! トカゲの様に!」

同僚の中川や麗子と地震について語り合っていた両津は、「地震予知で確実な方法がひとつある!」と自信満々に語り出します。ですが両津が語った地震予知方法とは、「政治家の奴らが 大量に東京を離れたら要注意だ!」、「海外に出かけたら怪しいぞ!」という都市伝説じみたもの。

 

続けて「あいつら自分の身だけは確実に守るからな!」、「何かあるとすぐ 秘書を身代わりにするだろ! トカゲの様に!」と偏見に満ちた暴言を吐くのでした。

 

 

■「地味でまじめなやつが芸能界に入るかよ! 目立ちたがりで自尊心が強いから芸能界でやっていけるんだろ」

女性アイドルのファンになったことを両津らに報告する同僚・本田。本田が「少女っぽい所がいいんですよ 清純で地味でまじめなんですよ」と嬉々として語ると、両津は「何バカな事ほざいてるんだ!」、「地味でまじめなやつが芸能界に入るかよ! 目立ちたがりで自尊心が強いから芸能界でやっていけるんだろ」と一蹴するのです。

 

その後も本田の夢を打ち砕くようなことを言い続けると、本田が泣いてしまったため、「会社に勤めてコツコツ働くより 一攫千金の芸能界に入って 男の子に騒がれ ミニスカートで人前で歌うなんて 地味で清純な女の子じゃないとできない仕事だ!」と皮肉交じりにフォローするのでした。

 

 

■「(シンデレラが)ぶさいくだったら全然 鼻も引っかけてくれん!」

シンデレラへの憧れを語る麗子に対して、両津は「大きな誤解をしているぞ! お前!」、「あれはシンデレラが美人だから成り立つ話なんだぞ!」と断言するのです。
 

続けて、「美人だから何人もいる女性の中で王子の目に止まったんだぞ」、 「ぶさいくだったら全然 鼻も引っかけてくれん!」とシンデレラの物語の盲点を突くのです。確かにそうかもしれませんが……(笑)。

 

――しかし両津の暴言の数々は、ギャグマンガにおける傍若無人キャラだからこそ。また、忖度ナシに喋る両津の暴言は、ときとして皆が言いたくてもなかなか言えない真理を突いていることもあるんですよね。それが、両津が長年愛され続ける理由なんじゃないでしょうか。

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