『スラムダンク』流川の欠点は「○○○力」!? 作者・井上雄彦氏のツイートが話題【考察】

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citrus 二階堂銀河

アニメも大人気で、国内累計発行部数が1億2000万部以上という驚異的な記録を打ち立てているバスケ漫画『スラムダンク』。不良だった赤髪のバスケ初心者・桜木花道が、湘北高校バスケットボール部に入部し、強豪校のライバルらと対戦しながらメキメキと頭角を現していく物語に、多くのファンが魅了されたものです。

 

そんな『スラムダンク』の作者・井上雄彦氏は、2020年11月に湘北のエース・流川に関するツイートをしました。それは「バスケ選手としての流川の欠点って何ですか?」という質問への返答。その回答を考察してみましょう。

 

 

 

 

 

 

■作者・井上雄彦氏が回答、エース・流川の欠点とは?

 

 

「バスケ選手としての流川の欠点って何ですか?」というファンからの質問に対する井上氏の回答は、ずばり一言「コミュニケーション能力」。

 

 

それ以上多くは語りませんでした。この発言を受け、ここで言う“コミュニケーション力”という言葉を、皆さんはどのように定義するでしょうか。

 

 

その力が“他者と意思疎通を上手に図る能力”だとして、その意味は “コート内において”か“コート外において”かで、大きく分けられると思います。

 

 

 

 

■“コート内”での流川のコミュニケーション能力を考察

 

 

まずは井上氏の回答が、“コート内において”だった場合、流川のプレイにはどんな特徴があるか、振り返ってみましょう。

 

 

例えば、対海南戦において「ルーキーとしてはズバ抜けてるけどプレイが自己中心的だという欠点も見つけたわ」と記者に評されています。しかし、そのすぐ後に、9点ビハインドからほぼ一人の力で同点に持ち込むという猛追を見せ、記者は「彼のプレイは自己中心的とかそういったレベルじゃない。彼はすでにゲームを支配している」と前言撤回します。

 

 

 “チームの勝利の為に、必要に応じて一人の力でゲームの流れをコントロールする力を持っている”とも言えるわけですが、このシーンだけでコミュ力を分析するのは難しい。

 

 

では次に、対山王戦も振り返ってみましょう。エースの威信を懸け、流川が山王・沢北に1on1を仕掛ける場面。序盤は沢北に太刀打ちできない流川ですが、裏をかき味方を活かすプレイで沢北を翻弄。それまでとは一皮剥けたプレイを披露し、最終的には強豪校・愛和学院の諸星に「もはや沢北と同等!!」とまで言わしめます。

 

 

このシーンからわかることは、流川は決して独りよがりでプレイしているわけでも、ライバル対決で個人的に勝つことに執着しているわけでもなく、きちんと仲間とともにチームの勝利を目指しているということ。

 

 

ですから“パスをしない”、“周りを見ない”というような意味でのコミュニケーション能力が、“ない”とは言えないでしょう。けれど、もし井上氏が“コート内において”を想定していたとしたら、“ない”とは言わないまでも、もっとコミュニケーション能力を高めるべきと言う意味合いだったのかもしれません。

 

 

 

 

■“コート外”での流川のコミュニケーション能力を考察

 

 

では、井上氏の回答が“コート外において”だった場合では、どうでしょうか。

 

 

流川と言えばクールで口数の少ないキャラ。部活仲間に対しても必要以上のコミュニケーションを取ろうとしません。しかし一方で、必要であれば相手が誰であれ積極的にコミュニケーションを図ろうとする場面もあります。

 

 

例えば、部活の練習後に三井へ1on1を挑んだり、同様の目的で陵南・仙道の元へ訪ねたり、アメリカに行きたい旨を安西監督に相談したり。自分の成長に必要だと思う事柄については、積極的に人に協力を仰ぎ、また、相談もするということです。無口でクールな印象ですが、一定のコミュニケーション力はあると言えるでしょう。

 

 

ただ、もし井上氏が“コート外において”を想定していたとしたら、それでもまだまだ“コミュニケーション力”が欠けているという解釈が、妥当なのではないでしょうか。無口でクールなのは流川のパーソナリティかもしれませんが、その自分自身の壁もぶち壊すべきだと井上氏は考えていたのかもしれません。

 

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二階堂銀河

編集プロダクションA4studio(エーヨンスタジオ)所属のライター。少年漫画好き。

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