二度目の緊急事態宣言を受けて登場!「私語禁止」カフェにアナタは行ってみたい?

コラム

 

つい先日、新型コロナウイルスの感染拡大が広がるなか、東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県への緊急事態宣言発令が決定。飲食店には20時までの時短営業が要請された。『J CASTニュース』によると、こうしたなか、JR高円寺駅から徒歩1分の立地にある個人経営のカフェ『yummy(ヤミー)』の店主さんが1月5日、Facebookにアップした以下のような投稿が話題を呼んでいる……らしい。

 
「徹底的に感染予防するために店内は【私語禁止】で営業する事にしました」「前々から一度試してみたいと思っていた、昔のJAZZ喫茶の様な営業スタイル(に変更します)」

 
「きっかり20時閉店です。ただ、20時までなら今まで通り店内での飲食がいいのかというと、それも疑問です。結局、飲食時にはマスクを外すのでそのままおしゃべりをしてしまいます」

 
「(中略)yummyはもともとジャズにこだわったお店ではないので、音楽はさまざまなジャンルになりますが、yummy自慢のオーディオ機器から今までにはないボリュームで最高の音をお届けします。(後略)」

 
さて! ここまでを読んで、親愛なるcitrus読者の皆さまは、このお店……行ってみたくなりました? 自宅から高円寺はちょい遠いけど、私は時間さえできればゼヒ一度行ってみたいと思った。そもそも私にとって喫茶店やカフェはあくまで“仕事場”であって、つまり「原稿を書くための第二の書斎」ゆえ、利用するのはたいがい一人っきり──でっかい声で会話したりリモワしているヒトたちや、執筆中の集中力を掻き乱す面白い話(※例:ギャルの恋バナとかヤクザの取り立てとか?)をしているヒトたちがいなくなるのは、むしろありがたい。

 
ジャズに傾倒してた20代から30代前半あたり……ほぼ毎日JAZZ喫茶に通い詰めていた時期が私にもあった。大学生のころは400円くらいの薄くて不味い珈琲一杯で8時間近く、大音量のジャズが響き渡る巨大なスピーカーの前で腕組みをしながら、ひたすらブラインドホールド(※音だけで演奏者が誰かを当てるゲーム)に興じていたりもした。

 
もちろん、原則として「私語は禁止」(※「コーヒーおかわり」程度の会話は許される)。稀にたまたま紛れ込んできた「ジャズキ(=JAZZ喫茶の略語)のルール」を知らない一見客が、比較的静かめなバラードナンバーが流れている合間に、小声でしゃべったりしたものなら、他の客が一斉にその方向を睨みつけ、もっと露骨なケースだと「し〜っ!」と人差し指を唇の前に立てて、注意を促していた。

 
高品質なスピーカーに良質な音楽──在りし日のJAZZ喫茶ファンとしては、ノスタルジックな気分をも味わえる最強の環境だと言えよう。しかし、「今までにはないボリューム」が一体どの程度の音量なのかは、現時点だとまだ未確認ではあるのだけれど、できれば(勝手に)「第二の書斎」として使わせていただく身としては(笑)、インストゥルメンタル系を選曲してもらいたい。歌アリの曲だとしても願わくば英語で……。日本語の曲が大音量で流れていたら、どうしてもソッチに耳を取られ、ペン(=キーボード)の速度が鈍ってしまう。が、そんなときは潔く「仕事」をあきらめ、思索や読書の時間に当てればいい。いずれにせよ、充実したひとときを過ごすことができる、我々音楽好きにとっては至福の空間となるのは間違いなさそうだ。さっそく、明日にでも足を運んでみよっか!?

 

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