【進撃の巨人】最早、主人公なのかラスボスなのか…エレン・イェーガーの名勝負3選

コラム

TND幽介

 

コミックス累計発行部数1億超えを誇り、2021年4月に完結することが発表された人気漫画『進撃の巨人』。今回は11年半にわたる連載に終止符が打たれようとしている本作から、主人公のエレン・イェーガーが演じてきた名勝負を3つ厳選して紹介したい。

 

 

■エレンvs女型の巨人/一度は敗北するも、圧倒的実力差を執念で追い詰める!!

 

まずは、物語序盤の山場である“女型の巨人”とのバトルを推したい。トロスト区攻防戦の最中に開花したエレンの巨人化能力。いわばそれを管理する形で、エレンは調査兵団に入団することになる。

 

調査兵団の面々と共に壁外調査に出発したエレンの前に現れたのは、彼と同じ巨人化能力を有していると思しき強敵“女型の巨人”であった。エレンは巨大樹の森の中で女型の巨人と一騎打ちを挑んだものの、相手の圧倒的な“格闘術”の前に頭部を吹き飛ばされて敗北を喫してしまう。

 

その後、女型の巨人の正体が同期のアニと踏んだ調査兵団は、壁内でアニを捕獲しようと試みるもののアニが巨人化。一般市民の暮らす壁内で、巨人と化したエレンとアニは激戦を繰り広げる。アニのローキックで右足を叩き切られ、顔面を潰されてもなお食らいつき、アニを追い詰めたエレン。最後は壁をよじ登り逃亡を図ったアニだったが、エレンと連携したミカサの一撃で壁から蹴り落とされるのだった。

 

 

■エレンvs鎧の巨人/戦友の正体は裏切り者! 壮絶なる因縁の対決の行方は…

 

次は、物語中盤での名勝負だ。突如としてウォール・ローゼ内に巨人が発生。ウトガルド城に一時待機を命じられていた104期生たちは巨人の襲撃を受けてしまう。エレンと調査兵団は彼らの救出に成功し、一時ウォール・ローゼの上に緊急避難をすることになるが、そこでエレンは同期のライナーとベルトルトから衝撃の告白を受けることになる。

 

それは、彼らこそが“鎧の巨人”、“超大型巨人”であるという事実。困惑、そして裏切りに激怒したエレンは巨人化、相対するライナーも鎧の巨人となり、事態は一転して激戦になだれ込んでゆく。

 

鎧の巨人の強固な皮膚に打撃技を封じられたエレンは、訓練兵時代の対人格闘術を思い出し寝技に持ち込む。これにより鎧の巨人の表皮を砕き、あと一歩のところまで追い詰めることに成功する。しかし、壁の上にいた超大型巨人がエレンめがけて落下してきたことにより戦闘は中断。エレンは二人に連れ去られてしまうのだった。

 

 

■エレンvs戦鎚の巨人&顎の巨人/成長したエレンが見せる驚愕の戦闘術!!

 

最後は、壁の外の敵国・マーレに潜入したエレンが演じた名勝負を紹介したい。壁内最後の戦闘から4年後、負傷兵のフリをしてマーレに潜入していたエレンは、レベリオ収容区で行われたエレンらの住むパラディ島への宣戦布告演説の最中に突如として巨人化。観客を含む王勢の人間を虐殺してしまう。

 

エレンを討ち取るためにマーレ側も“戦鎚の巨人”が参戦し、その圧倒的な能力でエレンの“進撃の巨人”の肉体を破壊。だが、エレンも一度巨人の肉体を解除して再度巨人化する技を披露するなど、トリッキーな戦術で戦鎚の巨人を追い詰め、力を使い果たさせて水晶体に閉じ込めることに成功する。

 

しかし、そこに“顎の巨人”が出現。エレンは猛烈な攻撃を受けるなか、偶然水晶体で斬撃を防いだことで、顎の巨人の爪や牙ならば水晶体の中の本体が破壊できることに気がつく。共闘していたミカサが作った一瞬の隙を突いたエレンは、顎の巨人の顎を使って水晶体を粉砕し、血を飲むことでその力を手に入れたのだった。

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