『GTO』もうなんか感動レベルの鬼塚英吉の常人離れしたスゴ技…今さら振り返ってみる!
アニメ化、実写ドラマ化もされた人気漫画『GTO』。主人公である元不良の教師・鬼塚英吉はトラブルメーカーながら、持ち前の根性と情熱で生徒や校内の問題を解決していきます。今回は鬼塚が超人的な力を発揮した名エピソードを振り返っていきましょう。
■理事長の愛孫・繭を成敗し改心へ! 腕相撲の百人斬りという人間離れした偉業
当初は吉祥学苑の生徒全員が鬼塚の敵だったものの、徐々に鬼塚は味方を増やしていきます。そんななかで新たに現れた問題児・和久井繭は、ワルの人脈に富んでいる金持ちのイケメン。繭はその強みを活かし、鬼塚ら吉祥学苑の教師複数人に色仕掛けを使ってクラブに呼び出して私刑に処そうとします。
処刑人としてそこに集まったのは、学校中退を余儀なくされ、教師に恨みを持ったドロップアウターたち。それに対して鬼塚は、自身も似た境遇だがそれでも教師になれた理由を「オレがおめーらの100倍根性があっから」と言い放ち、1人対100人の腕相撲勝負を仕掛けます。
鬼塚は途中で毛細血管が切れて腕が青黒くなるも、剛腕自慢を次々と撃破。なんとか99人に勝利した鬼塚は、トリの100人目に繭を指名し、ドロップアウターたちも「みんな体を張ってるんだから」と同調。まさか自分が戦いの最前に立つとは思っていなかった繭は不戦敗となりました。腕相撲100人抜きを達成することで、鬼塚は繭に“自分でケツを持て”という教えを説いたわけです。
■心肺停止の状態から生徒の決死の声に反応し復活! 火がまわる校内へ突撃
度重なる無茶を繰り返し、頭に脳動脈瘤を抱えてしまった鬼塚。吉祥学苑の新校長となった大門は鬼塚を敵視しており、そんな大門を慕う渋谷の暴走によって鬼塚は頭部を攻撃されてしまいます。
動脈瘤が破裂して病院に運ばれるも意識不明の重体となってしまい、生死の境に立たされる鬼塚。しかし、なおも渋谷の暴走は止まらず、自身が慕っていた大門に復讐しようと吉祥学苑に放火。窮地に立たされた大門は今まで恨みを抱いていた桜井理事長に対して誤解を抱いていたことに気づくものの、学苑中にまわった火を前に死期を悟ります。
同刻、鬼塚が心肺停止となって周囲が呆然とするなか、鬼塚の生徒である吉川は病室の外から「学苑に火がついて中に校長が残ってるんだ、学苑を助けてよ」と大声で助けを求めます。その声に反応した鬼塚は覚醒。病院から抜け出し、学苑に駆けつけて大門救出へと向かうのでした。
奇跡的な復活を遂げた鬼塚は、その後は無事快調に。生徒が必死の声を上げれば死の淵にいても応え、例え敵対していた相手でも命を懸けて助けに行く鬼塚は、本物のグレートティーチャーと言えるでしょう。