自分が出演していなくとも、“ネタ”として面白エピソードを提供する鈴木紗里奈のエンタメ力

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土曜深夜放送のトークバラエティ番組『芸人サバイバルトーク! 上田に火をつけろ』(フジテレビ系)で、お笑いトリオ『四千頭身』の後藤拓実(24)が披露した“とあるエピソード”を聞いて、不覚にもプッと吹き出してしまった。とりあえずは、そのトークのあらすじを皆さまにもお伝えしておこう。

 

 
(「ウソみたいなマジの話」というトークテーマに応じて)「年始のお笑い特番みたいな生放送が終わって、その場で打ち上げみたいなのをしてた。そしたらそこに、賞もとってるような大女優がいたんですよ。その大女優に僕、激ハマりされて、ベタベタしてくるんですよ。『このあとどうするの?』って聞かれて、僕は『実家に帰ります』って。『じゃあ、付いていく』って、大女優が実家まで付いてきたんですよ」

 
(その後も、何度もLINEを送ってくるという“大女優”の正体を周囲の共演者から訊ねられ)「みなさん、知っているかわからないんですけど、鈴木紗里奈っていうんです」(と告白した)

 
ぼそぼそした口調と、いかにも底意地の悪そうなニヒルな表情で淡々とすすむ語りに、絶妙の“間”を置いての「鈴木紗理奈」という「大女優と呼んでも間違いではないけど、そう呼んでおしまいとするには少々躊躇もしてしまう」といった、これまた絶妙なオチ(?)のチョイス──この後藤拓実ってヒトはホント、こうしたロングトークが上手いと思う。まだ若いのに、たしか『松本人志のすべらない話』(フジテレビ系)とかでも、なかなかに安定感のある話術を駆使していた……おぼえもある。

 
だがしかし! 今回のこのトークにかぎって申せば……たとえその場にはいなくとも、“真の功労者”は後藤ではなく「鈴木紗理奈」だと、私はあえて主張する。

 
まず、「実家まで付いてきた」という、パワハラスレスレの尋常じゃない奇行が相当に規格外! しかも(あくまで視聴者レベルのイメージでは)「鈴木紗里奈なら、いかにもヤリそう」なリアリティを十二分に含んでいたりもする。

 
おそらく、後藤は大先輩である鈴木に「この話、テレビでしゃべってもいいですか?」と一言“お断り”を入れているだろうし、万一“無断借用”だったとしても、それについてネチネチとクレームを入れられることもないのでは……むしろ、それを逆手にみずから笑いを取りにいくはず……みたいな“寛大さ”と“サービス精神”を鈴木に対して目算していたのではなかろうか。

 
去年3月、鈴木が『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演したとき、MCの太田光から、当時「タピオカ恫喝問題」で謹慎中だった木下優樹菜との関係性についてイジられ、「タピオカ屋はどうなった?」と振られた際の、

 
「それユッキーナ。一番はじめに自粛した人です」

 
……という、新型コロナショックによる自粛ムードとひっかけての斬れ味抜群のリアクションは、じつに見事だった。

 
生放送でのあの反射神経に、いかにも大阪のおばちゃんチックなベタベタの関西弁……最近はファーストサマーウイカとキャラ被りしちゃっているのかもしれないが、私個人としては断固として“元祖”(?)である鈴木紗理奈派を貫きとおしたい!

 

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ネットニュースパトローラー

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型。 ネットニュースパトローラー(たまにスポーツ新聞や週刊誌も。略して「NNP」)。 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション、学年誌、音楽&...

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