そんなのありえないだろ…な展開が目白押し!! ルパン三世 VS 殺し屋の名バトル3選
1971年から現在までで5本のテレビシリーズが製作されているアニメ『ルパン三世』。なかでも約3年にわたって放送された娯楽性が高い『PART 2』は今なお人気を集めている。今回はそんな『PART 2』からルパンが殺し屋と対峙したエピソードをご紹介。
■「ルパンは二度死ぬ」/敵を欺くにはまず味方から…謎の敵を倒す秘策とは
第32話「ルパンは二度死ぬ」でルパンを狙ったピューマは、要人暗殺のプロフェッショナルとして有名で、手口の巧妙さから世界各国のスパイ組織ですらその行方と顔が掴めていない謎の殺し屋だ。
ピューマに狙われていることを知ったルパンは仲間たちと協力して返り討ちにしようとするも失敗。葬儀屋に棺桶と墓石を注文したルパンは一人でピューマとの決闘に臨むが、凶弾に倒れてしまう。埋葬されるルパンだったが、実はすべてピューマの目を欺くための作戦で、葬儀屋から渡された仮死剤によって自らの死を偽装していたのだった。
棺桶から脱出したルパンはピューマに奇襲を仕掛け、見事勝利を収めることとなった。また、この作戦は仲間たちにも知らせていない極秘のもので、ルパンが本当に死んだと思い取り乱す次元や五ェ門、銭形の姿が描かれたことも印象的。
■「殺しはワインの匂い」/ワルサーP38が使用不能!? 逆転の切り札はワイン
第45話「殺しはワインの匂い」にはハングマンという殺し屋が登場。強烈な死臭を身に纏う不気味な男で、侮辱されると依頼者にまで銃口を向ける短気な性格ながら凄腕の持ち主でもある。
ルパン一味に宝石を盗まれてしまったカジノオーナーのムリガンは、ハングマンに宝石の奪還を依頼。執拗に追跡されるルパンは戦いの最中、ハングマンの放った銃弾によって愛銃の銃口が塞がれてしまい、銃撃が封じられるピンチに陥る。
追い詰められたルパンたちは、ワインを利用してハングマンに火をつけるという奇策に打って出る。木を即席のスリングショットに改造したルパンは大量のワイン瓶をハングマンに目掛けて発射し、最後はハングマンを火だるまにして窮地を脱した。
■「ルパン 史上最大の苦戦」/目には目を、歯には歯を! 勝利の鍵は連携にあり
第109話「ルパン 史上最大の苦戦」でルパンは、不二子によって賭けの対象にされてしまい、5000カラットのダイヤの原石を所有するオールマイティが雇ったタイガーにその命を狙われることとなってしまう。どこに行っても現れる神出鬼没なタイガーに翻弄されるルパンは、二度の敗北を喫する。
殺し屋タイガーは実はテレパシーで通じ合う双子の兄弟。二人がかりでルパンを狙っていたために、ルパンが逃げた先でも姿を現してルパンを攻撃することができたのだ。その秘密を知ったルパンは、タイガーに最後の戦いを挑む。
遊園地のミラーハウスにタイガー兄弟を誘い込んだルパン。鏡とルパンに変装した次元の協力によってタイガー兄弟を翻弄し、ついに兄弟を相撃ちにさせたルパンは、最後に自身を利用した不二子とオールマイティの元からダイヤを強奪して去っていくのだった。