「そういう先生、いないな…」一昔前の教師が担っていた、教育以外の "重要な役割" に考えさせられる
なみ(@sakakkii330)さんの投稿が話題になっています。
ひと昔前には、学校の先生がその土地の歴史を研究していたり、古い文献を読み解いていたり、地質調査なんかもしていた気がする。学校の先生は地域の研究者でもあった。
そういう先生、いなくなってるな。そしてそんな時間がない。
— なみ (@sakakkii330) May 29, 2021
たしかに研究者のような先生って最近はあまりいないですよね。
これには、現状の背景を予想する様々な声が寄せられました。
それには二つ理由があります。一つはその学校に勤務できる期限が決まっていることです。昔はいつまでも同一校にいる方もいらっしゃいました。二つ目は会議が多くなり、放課後がほぼほぼ自由ではなくなったことです。ただ、少数ですが中学校と高校の先生で専門性を生かして研究している方を知っています
— Daiohika2 (@daiohika2) May 30, 2021
問題提起をありがとうございます。
公立校には教員が学術研究をすることを評価する基準がありません。評価されないどころか、人事の上ではマイナス評価です。「研究は昇進に不利」は常識です。「足を洗わせてくれ」と歴史研究の世界から離れていきます。
— 簗瀬大輔(Dai yanase) (@nagao_tajima) May 30, 2021
平成10年に、教員になった人の奨学金返還免除がなくなり、教員養成大以外から教員になる人が激減しました。
お金がないために研究者の道を諦めて教員になった人が昔はたくさんいたのです。
今は、「学校」が好きな教員ばかりで、「学問」の好きな教員は絶滅危惧種になっていますね。
— 大沼 琴乃 (@lagulagu30) May 30, 2021
プライベート・タイムをことごとく「部活動」に吸いつくされて、そんな時間はどこをほじくっても見つかりません。
— Lincoln Duncan (@Baidalka) May 31, 2021
実際に自然や文化に触れたり、愛の伝わる授業だと学んでいて引き込まれますよね。
そういえば、私の中学の理科の先生は近所の山が活火山だとか近くの島にある断層について熱心に語ってくれていました。遠足が学習の場にもなってて楽しかったです。
— ナツメグ (@tNkUEqG8YDLD6qT) May 30, 2021
中学の理科の先生たち、町内の山を歩きつくして植物・鉱物の調査して、最後は町の刊行物にまでまとめあげてましたけど、そういう活動も今の環境では難しそうですね…
— (元)赤ガエル@今度は白! (@Akagaeru1993) May 30, 2021
突然失礼します。
今の自分の日本史の先生がまさにそういう方で、授業中でも隙あらば昔の町並みの話や近所の古墳の話などをしています。
生徒の自分にも先生の歴史愛が伝わってきて、とても楽しく授業を受けています。
先生の歴史への関心は生徒の学習意欲に直結しているように思います。
— いたわかめ (@xwakame_ER) May 30, 2021
教員として働いている人は、こう思っているみたいです。
教員です。
本当はそういった地域の資源資料を研究したり、活用した授業を行いたいと思っています。
しかし夜まで部活指導、
部活が終われば学級・生徒指導、授業準備、夜でも保護者対応に追われて
そんな時間は捻り出せません…
管理職によっては教材研究に価値を見出さない理解ない残念な人も居ます
— 青村希(ノゾミ) (@pkmnrider) May 31, 2021
突然失礼します!高校教員としても実感してます。先生も生徒もほぼ地域外から登校するので土着的な対話が発生しないし、うちはとにかく受験需要が強いです。教養好きな生徒もいますが、受験指導が前提のため、そちらに時間を割かざるを得ません。公民科なので思想書読んでたいんですけどね...。
— fm (@adogonthestreet) May 30, 2021
システムが大きく変わってしまったのが原因みたいです。
少し時間の余裕ができるようになると、教員だけじゃなくて生徒にとっても良いですよね。