阪神のドラ1怪物ルーキー佐藤(輝)が「顔も仕上がっている」と斬新すぎる評論をした清原和博氏が“解説者”として地上波で初復帰!

コラム

 

阪神タイガースが複数指名のなか、今年ドラフト1位で獲得した佐藤輝明内野手(22歳・近大)が、6月17日に発売されるスポーツ総合雑誌『Number(ナンバー)』(文藝春秋社)の阪神特集号「猛虎新風伝」の表紙&巻頭インタビューに抜擢された。

 
(6月17日現在で)一年目にして本塁打16、打点44、打率.274の堂々たる成績。三振数も88と両リーグ合わせてのダントツ1位でだが、投手からすれば身の毛もよだつほどのフルスイングは豪快そのもの。新人ながら4番に抜擢(※阪神球団史上では6人目)された初日にいきなり満塁ホームランを放った(新人4番初試合では史上初!)“持ってる男”──交流戦でも新人最多記録を更新する6本塁打に加え、同最多タイの12打点……と、その凄さを書き綴れば、今日のコラムの文字数を軽くオーバーしかねないので、ここらへんでやめておくが、とにかく久々に球界に現れた、とんでもないルーキーである。

 
『Number』の表紙を新人が飾るのは、昭和の清原和博氏、平成の松井秀喜氏の両選手以来らしく、『Number』編集長の宇賀康之氏は、

 
「令和の“怪物ルーキー”佐藤輝明選手のより一層の活躍を願っています」

 
……とコメントしている。「ここらへんでやめておくが〜」とは言いながら、あと一つだけ(笑)! さらには、こんなほのぼのエピソードも。

 

 
(佐藤輝の)祖父母が暮らす宮城での楽天3連戦(楽天生命パーク)。カード最終戦(13日)は内野席での観戦となった祖父・勲さんらは、試合前の練習から孫の勇姿に熱視線。一塁ベンチから佐藤がバットを持って出てくると、勲さんがおもむろに立ち上がり、ネット近くにいた“孫”のもとへ。“おこづかい”が入った茶色の封筒を取り出し、バックネット越しから「ほれっ!」と差し出そうとした勲さんに、佐藤輝は「いいって、おじいちゃん、それはいいって!」と、恥ずかしそうに右手で制したあと笑顔で“気持ちだけ”を受け取り、コーチやナイン、球団関係者から「オマエのおじいちゃん、かわいいな」「オマエが渡さなあかんやろ」…などと突っ込まれていた。

 
『Number』編集長曰くの「怪物ルーキー」の純朴な一面をかいま見られた、じつにいい話ではないか。

 
そんな佐藤輝選手をかつて「昭和の怪物ルーキー」と騒がれた清原和博氏(53)は、「佐藤選手の存在がチーム全体の士気も高めている」と前置きしたうえで、こう評している。

 
「彼は顔も仕上がっていますもんね」

 
たしかに、新人離れしたぶてぶてしい面構えであることに間違いはない。だが、清原氏が指摘したかったのは、そういう抽象的な、単なる印象論ではなく、

 
「筋力トレーニングをすると顎が張ってくるんです」

 
……といった、自身の経験則から裏付けられた実質性の高いロジックであったのだ。

 
その清原氏が、なんと! 7月10日に甲子園球場で行われる「巨人-阪神」戦で、解説者として例の事件以来、初の地上波復帰を果たすという。

 
ネット上では「まだ早い!」「甘すぎるのでは?」……ほかの批判的な意見も散見されるが、私としては誰がどう咎めようと、佐藤輝選手の「ぶてぶてしい面構え」の起因をわかりやすい言葉で証明した清原氏の解説をぜひライブで聞いてみたい……。

 

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