あらためて問いたい! なぜ「恋人にしたいタイプ」と「結婚したいタイプ」の回答は異なってしまうのか?
大手結婚相談所の『ツヴァイ』が、東京五輪が盛り上がるさなかの8月2日、「恋人にしたい・結婚したいアスリート」に関するアンケート調査を発表した……と、ネット版の『スポーツ報知』が報じていた。
男性部門は、「恋人にしたいアスリート」「結婚したいアスリート」ともにエンゼルスの大谷翔平が圧倒的な差で1位になったらしく、とくに今年に入ってからの彼の超人的な活躍を鑑みれば、まあ当然の結果であろう。違和感はない。
ただし、女性部門にいたっては
【恋人にしたい女性アスリート】1位:石川佳純
2位:木村沙織
3位:本田真凜
【結婚したい女性アスリート】1位:池江璃花子
2位:渋野日向子
3位:石川佳純・吉田沙保里
……と、それぞれの面子がかなり異なった格好となっている。「恋人にしたい〜」と「結婚したい〜」の各調査が別団体によってそのテリ
とりあえず、回答に寄せられたコメントをザッと眺めてみると、たとえば石川選手を「恋人にしたい」理由は
「笑顔が可愛い」(30代男性)「プライベートでも愛嬌がある」(20代男性)
……などで、いっぽう池江選手と「結婚したい」理由としては
「一生懸命だから」(20代男性)「困難を乗り越えてきている強さがあるから」(30代男性)
……などが目についた。
もしかすると「笑顔」や「愛嬌」といった、どちらかといえば瞬発性の高い要素は「恋人」向きで、「一生懸命」といった持久性の高い要素は「結婚」向き……みたいな発想からくる、「恋愛と結婚は別」的定則を背景とする分類なのかもしれない。だが、私個人としてはそこを二つにバッサリと分けてしまう意味がイマイチよくわからない。
石川選手の「笑顔や愛嬌の可愛らしさ」に萌えたのなら、私は石川佳純を恋人にしたいし、結婚もしたい。池江選手の「困難を乗り越えてきている強さ」に心を揺さぶられたのなら、やはり私は池江璃花子に「付き合ってください」と告白するし、いずれはプロポーズも必ずする……。
「結婚は恋愛の延長」というシンプルで幼い考え方は、今のご時世には似つかわぬ“夢物語”にすぎないってことなのか? それはそれで少々淋しい気もするのだが……せめて、私だけでも還暦を超えてからもなお、そんなはかない“理想”を追い求めてみよう?