【進撃の巨人】壁外の大国マーレには戦闘マシーン美女や“オタサーの姫”的美女が…!

コラム

TND幽介

 

約11年半の連載期間を経て遂に完結を果たした漫画『進撃の巨人』。アニメシリーズ完結編・後編の放送も控え、いまだ冷めやらぬ熱気を帯びている同作には、危険な能力を有した美女が多く登場する。今回はパラディ島と敵対する大国マーレの女性キャラを紹介!

今回の記事は扱うキャラクターの性質上、ネタバレありきになるのでご容赦いただきたい。

 

 

■アニ・レオンハート/孤独な目をしたクールな美女は、危険な戦闘マシーン!

最初に紹介するのは、主人公のエレン・イェーガーらの所属した104期訓練兵団の一人で、のちに憲兵団に所属することになった金髪の少女アニ・レオンハートだ。

切れ長の美しい目にスッと通った高い鼻筋と、綺麗な顔立ちをしているが、その表情はいつも暗く口数も少ない。物語序盤から同期と距離を取るような振る舞いが目立ったキャラだが、その行動には大きな理由があった。それは彼女の正体が、エレンらの住むパラディ島と敵対する壁外の大国マーレの軍に所属する、“女型の巨人”の巨人化能力を有した潜入兵だったからである。

幼少期より父に徹底的に格闘技を叩き込まれたアニは、その巨人化能力と相まってオールラウンダーかつ圧倒的な戦闘力を有した危険な存在だった。幾度となくパラディ島勢力と戦闘繰り広げた彼女だが、物語の終盤で、平和に父や大切な人と過ごしたいだけという等身大の傷つきやすい心情を明らかにするなど、そのギャップの大きさも魅力である。

 

 

■ピーク・フィンガー/黒髪ダウナー系美女には“オタサーの姫”的なオーラが!?

そんなアニとマーレ本国で同期だったのがピーク・フィンガー。彼女も“車力の巨人”の力を有した巨人化能力者であり、アニたちのようにパラディ島への長期潜入作戦には参加していなかったが、彼女の上司でもあるジーク・イェーガーらとともにパラディ島の襲撃には巨人体の姿で参加している。

人間体のときは、ウェーブのかかった黒髪の長髪、少しタレ目で眠たげな表情を浮かべた美女。車力の巨人の長期間の変身が可能という性質のせいか、人間体のときはいつも気だるそうにしている。しかし、敵を作らないシニカルかつフレンドリーな性格もあって、彼女に魅了される男性は多い様子。

実際、車力の巨人の背中に戦車のように取りつける武装砲台、それを運用するパンツァー隊のメンバーとはかなり親しげな様子で、彼女に抱きつかれたメンバーは顔を赤らめていた。そんな彼女の魅力は、敵対するパラディ島のイェーガー派に捕まったときにも炸裂しており、フレンドリーな挨拶にドギマギした様子の兵士も少なくない。だが、そうした素振りの裏に、常に冷静沈着に戦局を見極める優れた兵士の嗅覚が隠れているのも、彼女のミステリアスさを際立たせている一因である。

 

 

■イェレナ/宝塚系スタイル抜群イケメン女子は、戦局をかき乱す危険な戦略家

最後は、マーレがパラディ島に派遣した調査船団に所属していたマーレ兵の女性・イェレナを紹介したい。八頭身を思わせるスレンダーかつ高身長な体つきに、金髪ショートボブでボーイッシュな彼女。その物腰は丁寧で一見すると相手に話がスムーズに通じそうな印象を抱かせる。

だが、その本質はかなり危険で、敵対する相手には無慈悲に銃の引き金を引くことを厭わない苛烈な性格の持ち主だ。彼女は、獣の巨人の能力者であるジーク・イェーガーに心酔しきった危険な狂信者であり、すべてのユミルの民を操れる始祖の巨人の能力を使って全ユミルの民を安楽死させるという、ジークの計画を遂行することに執念を燃やした戦略家でもある。

実際、マーレ側とパラディ島勢力を煙に巻き、計画成就寸前までこぎつける立ち回りを見せたのである。しかし、突如として暴走したエレンらイェーガー派に計画を阻まれ次第に苛立ちを露わにするようになる。その途中でエレンを止めようと奔走するアルミンたちと手を組んだ際は、自身を裏切る予感がしたのか、般若も逃げ出すような鬼の形相で一瞬アルミンを睨みつけ、読者を戦慄させたのだ。

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