Yahoo ! 公式キャラ「けんさく」が教えてくれた「ルパン三世と峰不二子との間には子どもがいた説」に仰天!

コラム

 

ポータルサイト『Yahoo !』のトップページをスクロールしていると、『ヤフー公式キャラ「けんさく」が検索してみた』という、少なくとも私にとってはあまり馴染みのないサブキャッチが、通常なら配信先の媒体名が記されている箇所に入った一つのニュースを発見し、メインキャッチには『ルパン三世と峰不二子の間には子供がいたって知ってた?』と、なかなかに衝撃的なタイトルがおどっていた。

 
「けんさく」とは「えんじん」とともに2016年に登場したYahoo !の公式キャラで、Yahoo ! のサービスを彩るマスコットとして、さまざまな場面で活躍中なのだという。いつから開始されたのかは不明だが、そのうちの一匹(?)である「けんさく」が、いろんなニッチな情報を「検索」し、それをYahoo ! ニュース内でピックアップする……といった類(たぐい)のサービスなんだろう。そして「ルパン三世と峰不二子の間には子供がいた」との大胆な説は、ユーザーを仰天させるには十分すぎるインパクトで、もしYahoo ! 側の狙いが私の推察どおりなら、それは「してやったり」感100%の、大成功だったと言ってよい。

 
さっそくクリックしてみた。すると、検索欄に「ルパンと不二子の間 子ども」というワードが自動的に浮き上がり、その検索結果がズラリと羅列されたページへと移行した。そのなかから、いくつかをまたクリックしてみたら、たしかに、それなりにしっかりとした根拠を示した内容のものも散見された。これらをザックリとまとめれば……どうやらこういうことらしい。

 

 
・1975年から1976年にかけて『週刊少年アクション』で『ルパン小僧』という全18話の漫画作品が連載されていた。

 
・作者のモンキー・パンチ先生が少年(誌)向けの『ルパン三世』を描いてほしい、と編集部から持ち込まれた企画で、当時モンキー先生は乗り気じゃなかった…とも?

 
・その後、掲載雑誌の廃刊にともない、連載は終了。

 
・ルパン三世の子どもである通称「ルパン小僧」が、父に跡継ぎとして認めてもらい、父を超える大泥棒を目指すために父親探しの旅に出る…というのが、おおよそのストーリー。

 
・↑の時点では、まだ母親が峰不二子だとは明言されていなかった。

 
・しかし、1998年に刊行された『ルパン小僧』(中公文庫コミック版)のカバー裏表紙とオビには「ルパン三世と峰不二子の間に生まれたルパン小僧は〜」と明記されている。

 
・じつは、モンキー先生は死去なされた2019年まで、ルパン三世と峰不二子の間に子どもがいるとは一度も明言していないとの噂。が、『トリビアの泉』のインタビューに応えたときは、なんとなく母親が峰不二子だと匂わせてしまった…との噂も?

 
結局、真偽のジャッジは「かぎりなくクロに近いグレー」といったところだが(※母親が峰不二子だったことを「黒」と表現するのもなんだが?)、いずれにせよ、このようにホンのひとときだけでも仕事を忘れ、アレコレと妄想に浸る“逃げ場”を与えてくれる「けんさく」には、今後も大いなる期待を寄せたい……と、スマホの画面に向かって首(こうべ)を垂れる私なのであった。コレをネタに一本原稿を書いているわけだから、一応は「仕事」……なんですけどね(笑)?

 

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