『るろ剣』剣心の逆刃刀が弥彦に引き継がれた理由…見た目は子供、中身は“漢”だから!

コラム

citrus 二階堂銀河

 

全5部作となる実写映画も成功した人気漫画『るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―』。主人公・剣心の強さに憧れる少年・弥彦は、剣心の戦いを間近で見ることでみるみる成長し強くなっていきます。弥彦が剣心の愛刀・逆刃刀を伝授されるまでの物語を追っていきましょう。

 

 

■剣心と出会い、弥彦は神谷活心流に入門

剣心と出会うまでは、ヤクザの下についてスリで生計を立てていた弥彦。士族だった両親が死んでしまい、路頭に迷っていたところをヤクザに拾ってもらったことがきっかけで、そうした悪行に手を染めていました。しかし、剣心に「なりはまだ子供だが心根は立派に一人前でござるな」と言われたことで心変わりし、ヤクザに手を切ることを宣言するのですが……。

それを聞いたヤクザは激昂。弥彦を痛めつけるためにヤクザが得物の柄に手をかけたとき、剣心が救出にきます。それ以降、弥彦は剣心と同様、神谷道場に同居することに。強さに憧れる弥彦は、剣心のもとで日々修行に励みます。

そして「いつか逆刃刀を買うために」と牛鍋屋の赤べこで働き始めた弥彦は、盗賊から恫喝されている赤べこ店員・燕を助けるため、剣心らの力を借りずに一人で盗賊団を撃退。剣心が稽古をつけたわけではありませんが、神谷活心流の門下生として弥彦は成長を実感するのでした。

 

 

■成長を重ね、強敵を次々と打破する弥彦

国家転覆を企む志々雄との戦いを描いた「京都編」での弥彦は、志々雄が信頼を置く10人の部下である十本刀の一人、飛翔の蝙也(へんや)を倒します。その際には弥彦のオリジナル要素と工夫を加えた「見様見真似・龍槌閃」を披露。剣心の戦いを幾度も間近で見てきた弥彦は、剣心が使う剣術・飛天御剣流の剣技も自分なりにものにしていたようです。

さらに次なる戦いである「人誅編」では、剣心に強い私怨を抱く強敵・雪代縁のもとに集結した「六人の同志」の一人である暗器使いの乙和(おとわ)と対戦します。血まみれで立っているのがやっとの状態になりながらも命を懸け、神谷活心流の奥義である「刃止め」と「刃渡り」を使って勝利。

さらにその後、縁が属するマフィアに護衛として仕える四神(スーシン)の一人、玄武も打破。戦いのたびに弥彦は剣客として成長していきます。そして、それから4年後、弥彦が15歳の誕生日に剣心との1本勝負で剣心に認められた弥彦は、剣心の愛刀である逆刃刀を伝授されるのです。

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