男側からすれば、あまり記事にしてほしくなかった!? 「嘘をついている彼氏が取る5つの言動」とは?
「大人女子のためのWebメディア」をスローガンに掲げる恋愛系情報サイト『Grapps(グラップス)』が『彼氏の嘘を見抜く!「嘘をついている時」に男性が取る5つの言動』なるタイトルの記事を配信していた。
どうせ「視線が定まらなくなる」「早口になる」……程度のおざなりな5つが羅列されているだけだろ……と、高を括ってクリックしてみたら……そんな私の楽観的な予想をはるかに裏切り、コイツがとんでもなく完成度の高い、すべてが「言い得て妙!」なシロモノだったので、仰天した。そして、同時に
「こんなリアルなアドバイス、女子にしないでよ〜!」
……と、つい同記事の筆者を逆恨みしたくもなった。とりあえずは、自分の首を締める覚悟でその「5つ」ってヤツを、以下に紹介しておきたい。
(1)いつもより話が長くなる
【理由】嘘をつく男性は、目の前の人をどうにか自分の嘘で丸め込もうとするため、話が長くなる傾向がある。
(2)いつもより細かい内容を語り始める
【理由】嘘を信じ込ませたい、バレると怖いという気持ちが働くため、細かい情報を会話中に詰め込もうとする。
(3)前置きが長くなる
【理由】嘘をつく時は頭をフル回転させて架空の話をつくり上げるものだが、人間の脳の処理能力は機械のように速くはないので、前置きの時間中に頭を整理しようとする。
(4)ポジティブな発言が増える
【理由】自分の嘘を見抜かれないよう、ハイテンションで乗り切ろうとする。
(5)黙り込む、寡黙になる
【理由】嘘の話から逃げたい、その話題に触れることを避けたいという心理。
どうです? 親愛なる男性読者諸君! むっちゃ思い当たる点……ありません? ありますよね!? 私なんかは「もう思い当たる点ありまくり!」だったりする。
たとえば、カノジョからいきなり「この前の出張、なんで日帰りじゃなかったの?」と問い詰められた際、その「出張」が本当は「浮気相手との温泉旅行」だったとき、私ならばこんな風な嘘をつく……ような気がしてならない。
「いや、正直に話すとじつはさ(※←長い前置きで脳内整理中)…日帰りしようと思えばできたんだけどさ、クライアントの◯◯サンが『緊急事態宣言下にもかかわらず、こっそり夜の11時まで営業していて、しかもお酒まで出してくれる美味しい寿司会席のお店がありましてね…そこで皆さんをおもてなししたくて…。でも、あくまで“こっそり”なんで、写メとかは絶対撮らないでくださいね』って言われちゃったから断れなくてさ…。(※←いつもより細かい情報がてんこ盛り)そこで『オレのカノジョです』ってスマホの壁紙みせたら、『すごい美人さんですね〜』って、みんなに大絶賛されちゃって、超うれしかったよ〜!(※←ハイテンションな誤魔化し)。あ、ボク今日はずっと取材で疲れちゃったから、もう寝るね〜(※←これ以上、この話題には触れたくないための逃げ)」(※←総じて話が長くなる)
どうです? 親愛なる男性読者諸君も、似たような嘘……ついちゃうんじゃないですか? あと、↑の壮大なスケール(?)の嘘(=言い訳)には、もう一つ……前出の記事が列挙した「5つ」にはなかった“テクニック”が、さりげなく盛り込まれている。やはり自分の首を締める覚悟で“告白”しよう。
「『すごい美人さんですね〜』って、みんなに大絶賛されちゃって、超うれしかったよ〜!」と、カノジョを褒めちぎることによって、話題のすり替えを目論んでいるのだ。いずれにしろ、あまりに本質を突きすぎた女性向けの恋愛マニュアルは、男性からすると、できれば公にしてもらいたくないもの……ですな(笑)?